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2012年1月21日 (土)

組織への視座

組織活動を展開する目的は、組織の価値を社会に浸透させ、根付かせること。
組織を中心としたコミュニティに、さまざまな人を広く深く囲い込むには、
組織がどう評価されているか、あらゆる方向からよく知ることが最初の作業。

組織の規模が大きく知名度が高ければ、業務内容が誰にでも理解され、
世間の人から必要とされていると思い込む。逆に小さな組織だと、
確固たる地歩を築いても、相手にされないと考える。本当にそうだろうか。

自分が所属する組織が消滅したときに、どれだけ多くの人が本気で困るのか、
他の組織でも用は足りるのか、シミュレーションを試みて検証したことがあるか。
組織のオリジナリティが判断し、どれだけの底力があるかを問い直しているか。

他と差別化を図る特長に乏しくとも、そう簡単にあきらめることはない。
他の追随を許さない独創性を誇っても、油断すれば足元からすくわれる。
重要なのは組織と社会が価値を共有し、隅々まで意思が伝えられているか否か。

組織が置かれている現状を踏まえ、誰にどう働きかければ評価されるか。
組織の特長を最大限に引き出して、目標達成のモチベーションを刺激できるか。

そのうえで社会から淘汰されない戦術を、現場の最前線へ落とし込んでいく。
最短路で価値を浸透するには、足で稼ぐのが一番というケースもある。
コンピュータを利用して、データを組み合わせることだけが、すべてではない。

リーダーの役割は、一人ひとりのメンバーの力を高めるだけでなく、
個々に分散させず、組織の力で統合して、効率的にプロデュースすること。

組織が生み出す力に強い自信を持ちながら、アナウンスするルートが狭いなら、
共同でホームページを立ち上げるなど、呉越同舟することも視野に入れる。

基本的には商店街を繁栄させる発想。一つひとつの小売店を覚えていなくとも、
全体の雰囲気が心地よいアーケードに、お客さまは繰り返し足を向けるようになり、
何度も通っているうちに、馴染みの店の名を意識に刷り込み、離れられなくなる。

大きな組織と交渉するときに、小さな組織だけでは太刀打ちできなくとも、
力を結集すれば五分に渡り合えるだけでなく、さまざまなメリットが生まれる。
ネットワークそのものを、組織としてプロデュースできるか。

組織のアイデンティティを掘り起こし、深く理解したうえで組織文化を確立すれば、
組織の存在を世間へアピールする手法は数多く、さまざまに繰り広げられる。
共闘できるパートナーを探し、積極的に手を握り合い、お互いを活かせば良い。

組織を取り巻く環境は、永久不変のものではなく、瞬時に変わることもある。
厳しい状況に追い詰められても、一丸となって切り抜ける意欲を湧き起こせば、
未来へ向かう道は必ず開かれる。組織の根底を支えるのはコンセンサス。

組織の内と外へ向けて、リーダーはどれだけ意欲的に働き掛けられるか。

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