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2012年1月29日 (日)

利他の精神

どれほど優れた見識を備えていても、伝わらなければ認知されない。
どれほど優れた能力を秘めていても、発揮されねば何も動かない。
人と人が織り成す世の中だから、自分だけの思惑では通用しない。

充分にわきまえていても、誰もが自分を起点に思考し行動する。
たとえ善意であっても、自分の基準を拡大し、他の人にも適用させたくなる。
自分と他人は違う、それが真実。自分と他人は同じ、それも真実。

あなたが想像力を働かせるとき、どこまで視野を広げられるか。
自分に利益を誘導するために、他人の犠牲を過小評価してないか。
他人の利益を誘導することで、自分が潤う道を探し出せないか。

自分が生きる場所を大きく広げるのも良いし、深く掘り下げるのも良い。
大事なのはそのプロセスで、誰がどう関わって、どのように影響し合っているか。
どれだけの人に利益をもたらし、どれだけの人に損失を被らせるか。

損益は金銭的な勘定だけでなく、あらゆる角度からの検証。
あなたの言動は誰の期待に応え、誰の失望を招き、総体としてどう捉えられたか。

すべての人の賛意を得ようとすれば、誰だって身動きできない。
絶対的に正しい人もいないし、絶対的に間違っている人もいない。
取り巻く環境や状況の変化に応じて、人の心は常に揺れて定まらない。

日々の言動を謙虚に反省し、そこから闘う意欲を湧き起こせるか。
一人ひとりを注意深く観察し、成長を目指し共に歩み続けられるか。
世のため人のために尽くしたい気持ちに陰りはないか。

自分自身と向き合い、確信を抱ければ想いを伝える。
想いが伝わらないとしたら、どのような理由に基づくか、徹底的に振り返る。

あなたの役立ちたい気持ちが本物なら、自分を飾ろうとしないし、
自分に対する評価を後回しにしても堪えられる。諸々の権益も手放せる。

心配することは何もない。因果は巡り、情けは人のためならず。
あなたがすべてを失ったとしても、あなたが切り開いた道を人が歩けば、
あなたを必要とする人が手を差し延べる。あなたの前に必ず道が開ける。

あなたがどの組織に関わっていようと、組織は社会の一員として機能する。
組織を改善し成長発展させることで、あなたは社会と繋がっていく。

リーダーとして課せられた役割を果たすのは容易ではないが、
あなたにそれだけの力が宿っているから周囲は期待し、
あなたの活躍で組織が動けば社会も潤い、間違いなく他に貢献する。

あなたにだからできることを、充分にやり切っているか。
喜ぶ笑顔の輪を広げ、中心にいようと志しているか。

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