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2011年12月27日 (火)

経営資源の説明

貸借対照表や損益計算書に表れた数字には、具体的な経営活動の展開があり、
それを支える経営資源が明らかに存在する。リーダーはきちんと理解しているか。
基本となるのはヒト・モノ・カネと呼ばれ、とりわけ人の重要性は強く説かれる。

どのような組織でも、資金は経営の血液であり、途切れたときに組織は破綻する。
どんなに立派な構想を抱いても、資金が足りなければ実現できない。
金融機関から融資を受けるにも、資金に相当する担保がなければ立ち行かない。

業種業態によっては、設備や施設が決定的な要因になる。進歩の著しい業界では、
最新鋭の施設や設備を揃えなければ、ライバルとの競争にも参加できない。
作業環境が整っていなければ、他社と差別化を図る前提も築けない。

恵まれた条件を活かすも殺すも人ならば、徒手空拳からチャレンジできるのも人。
競合他社をリードしていることに慢心し、自分を高めようとしなければ、
せっかくの資金や設備も無駄になる。ヒト・モノ・カネでヒトが最優先される。

経営資源として忘れてならないのは、パテントやビジネスモデル特許など、
知的所有権と呼ばれる財産。国際的にも保護され、組織に継続的な利益を保証する。
こうしたものを生み出したのも人の力であり、組織の中で成果を導いた。

チームのメンバーの、日々の活動をサポートしているのは、さまざまな経営資源。
上手に活用すれば、一人ひとりの可能性を最大に引き出す武器となる。
どのように関わり活かせば良いか、リーダーはメンバーに問わねばならない。

環境が充分に整っていない組織では、何が原因かを徹底的に議論を尽くす。
そのうえで足りないものを明らかにして、獲得すべき優先順位を絞り込む。
組織が成長するための具体的な目標になり、関わる人の意欲を湧き起こす。

経営資源を効率的に活用できるように、的確にプロデュースするのもリーダー。
経費節減と設備投資とどちらを優先するかは、組織の価値観とビジョンで決まる。
チームのメンバーを巻き込み、上層部に働き掛け、組織を動かしているか。

施設や設備が抜きん出ているなら、工場見学や招待会を企画しアピールする。
顧客の目に映る本社ビルのロビーや工場の最新設備は、信用の象徴として、
多くの言葉を費やすより雄弁に語り掛け、訪れる人に安心感を植え付ける。

企画畑や技術畑の優秀な人材を、顧客や取引先を訪問する際に同行する。
専門的な質問に的確に応えるだけでなく、商品に対する愛情も深く伝わり、
顧客や取引先との心的距離が縮まる。組織を中心にしたコミュニティの輪が広がる。

経営資源に乏しくとも心配することはない。何よりもリーダーとしてあなたがいる。
組織への思いを熱く語り掛け、内外に理解と共感を呼び起こせば良い。
人は誰でも本気で取り組む人と共に働きたい。やり甲斐を感じたいと願っている。

経営資源を活かすも殺すも、リーダーとしてあなたがどう関わるか。
それぞれのパートナーに対して、どれだけ役立つように機能させるか。

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