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2011年12月 3日 (土)

感情

本気で仕事に打ち込んでいる人ほど、感情の起伏が激しくて攻撃的になる。
やってきた仕事に自信があるから、滅多なことで後に退かない。
相手が誰であろうと、シロクロを付けたがる。自分の思いを前面に出す。

周囲に遠慮ばかりしていても生き残れない。言うべきときは主張して、
存在感をアピールしなければ、やりたい仕事は回ってこない。
メンバーに対しても睨みが利かなければ舐められる。

悲しいときは涙を流して、嬉しいときは腹から笑う。
自然に振る舞っているつもりでも、どこかで無理に役割を演じている。
言葉の通じない国で映画を観ているように、周囲が笑えば自分も笑う。

組織の中には、いろいろな人がいるから、自分の感情を伝えるのも大変。
リーダーになると、感情を抑えることが多いが、それがベストと限らない。

相手構わず喧嘩を売って、言いたいことを吐き出し、それで通るほど甘くない。
相手の反応も読み取れない人に、安心して仕事など任せられない。
いくら力を持っていても、責任ある立場を預けられない。

大事なのは自分の感情を意識して、その場のシチュエーションに応じる。
怒るときは怒りながらも、怒りすぎてはダメ。どのくらいで伝わるか。
怒った振りを装っても、すぐに見抜かれる。パフォーマンスに慣れると無視される。

柔らかな感性を磨かなければ、変化に対応できない時代だから、
感情を抑えつけるだけでなく、上手に表現できるようにする。
人を動かすのは心だから、自分の伝え方しだいでは、感情は豊かな武器になる。

感情が暴走するのは、勝ち負けにこだわり、自分の優位を相手に認めさせたいから。
論理的に話しているつもりでも、相手が素直な態度をとらないと、
だんだんとエキサイトしてくる。力づくでも相手をなぎ倒したくなる。

リーダーがメンバーを叱っているうちに、いつの間にか仕事のミスを離れ、
人格まで攻撃する大きな理由は、相手を完璧に屈服させたいから。
上下関係を確認して、優越感を満足させるまで、いつまでもと責め続ける。

メンバーがリーダーに感情的に刃向かうのは、堪忍袋の緒が切れるほど、
ギリギリのところまで追い詰められ、逃げ場を失っているから。
社会人としての基礎的な訓練を受けていれば、よほどのことがなければ我慢する。

自分の感情をコントロールするだけでなく、周囲の人の心がどう揺れ動くかを観察。
正しい理屈で攻撃しても、相手の目の色が変わったときは、速やかに矛を収める。
感情に支配された相手に、何を言っても通じない。冷静になるまで待つしかない。

自分のことを後回しにして、誰に対しても公平な態度で臨めば、感情に流されない。
支配する気持ちが強すぎるから、抜き差しならない態度に表れる。
無私の価値観を養って、謙虚な姿勢を崩さずに生きられるか。

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