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2011年12月10日 (土)

力の源泉

力を付与すれば、周囲は自分に従うと考える人は多いが、
昇進など経歴の変化の際に、それまでの僅かな力さえ失うこともある。

組織内での役職、業界での評価、過去の履歴など、人にはそれぞれ属性がある。
それが関わる人にとって、一つひとつがどのような意味を帯びるかは、
置かれた状況や取り巻く環境だけでなく、相互の価値観や距離感によっても異なる。

自分にとって相手はどのような存在で、自分の現在を脅かす影響力を行使できるか。それは自分に重要な結果をもたらすか。それとも小さな問題に過ぎないか。

保有する専門能力の価値は、他とのバランスで相対的に決まるだけでなく、
何を期待されているかで重要性も異なってくる。
自分がどのような立場に置かれているか、周囲の環境はどうなのか。

力を保つための最初の作業は、力にしがみつかないこと。力を過剰に評価しない。
そのうえで自分が何をしたいのか、何を欲しているのか、きちんと問い直す。
力が有効なのは、目的へ向かって突き進む際に、原動力として機能するから。

人は誰でも自分が役に立っていると感じたがり、貢献することを望んでいる。
しかし無気力や、非協力的や、破壊的など、そうした人がいるのも事実。
それどころか自分自身が同じようなときもあり、気づくたびに落ち込む。

人の気持ちを後退させ、プライドを傷つける諸問題は多いが、
何らかの対応によって、情緒的または心理的動揺を導かずに解決できるものがある。

ある種の行動パターンをとることで、人は起こったことを問題に変えることがある。また、行動パターンによっては、問題を消滅させることもある。

問題を起こす行動パターンは反機能的パターンと呼ばれ、成熟していない人の特徴。解決をもたらす行動パターンは機能的パターンと呼ばれ、成熟した人の特徴。
誰の中にも併存するので、未成熟な部分を改善し、成熟したリーダーへ成長する。

問題を解決する環境を整える第一の作業は、自分自身を省みて成熟した態度を表す。
自分の価値観を知り、一般的な社会的及びコミュニケーション的な基本技能を備え、問題を複雑化させることなく解決へ導く。感情的に反発せず理性的に振る舞えるか。

競争の中では、勝者と敗者という選択の他に、学ぶ者としての感情を持てる。
それを決定づけるには、コミュニケーションに意識を集中することが肝心。

自分自身の中で整合性を保てれば、コミュニケーションがうまくいかなくとも、
学習の機会としての意味を帯び、次のコミュニケーションに活かされ、
信頼性の高い情報をより多く得られる。学習の頻度が高まれば成長を促される。

コミュニケーションで、整合性を保つよう努力することで、
問題は本質により近づき、お互いの理解と共感を得るための環境を整えやすくなる。
双方の力を生産的な方向へ活かせば、解決の時間は短縮され、品質は高まる。

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