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2011年12月18日 (日)

実践によるコミュニティ

知識を戦力へ転換するには、創造の場を設定しなければならない。
それをサポートするには、コンピュータというツールは効果的。
あらゆる知識情報を網羅したデータベースに基づいて、
幅広い活動を展開するためのナレッジポータルを設定できる。

ナレッジポータルは蓄積した情報を文脈として把握するテンプレート、
人や仕事の繋がりを情報として捉えるエキスパートリンク、
コミュニティの場としての情報を共有するコミュニティウェブ、
外部も含む情報をストックするマーケットプレースと結ばれる。

ナレッジポータルで情報を知識へ転換し、実際のワークプレースで活かされる。
ワークプレースは組織的な知的資産と情報技術を融合する場だが、
その中でも注目されるのがCOP(実践のためのコミュニティ)というコンセプト。

COPはアメリカの教育学者であるJ・レイヴとE・ウェンガーが提唱し、
知識は個人が習得するものでなく、
共同体への参加によって得られる役割の変化やプロセスそのものとしている。
ミッション型、テーマ型、ラーニング型などに分類される。

他のセクションや外部と自由な発想でコミュニケーションをとり、
異質な文化や価値観を消化して新しい知識を生み出さなければ、
これからの時代に必要とされる人材に位置付けられない。

ナレッジ・マネジメントでは、問題解決や知識を提供することで、
価値をもたらす役割を担うのは、ナレッジワーカーと考えている。
指示によって働くホワイトカラーは姿を消し、
主体的に仕事を創り出す個人を組織が支援するというスタイル。

組織の中での知識創造は、自律性と対話力から切り分けると、
4つのタイプのモデル像が想定できる。

自律性が低く対話力も弱い人材はオペレーション型で、
ルーチン業務を効率よくこなし、定められた範囲のデータベース構築などに向く。

自律性が高く対話力が弱いのはソロ型で、
専門業務をコツコツと積み重ね、独創的なアイデアを提供してくれる。

自律性が低く対話力が強いのはメディエーター型で、
バランス感覚に優れ調整能力を発揮でき、知識創造の前提となる土壌を耕せる。

自律性が高く対話力も強いのがノマド型で、
組織内を縦横無尽に立ち回り、新しい知識を伝える触媒の役割を果たす。
ノマド型の人材が多いほど知識の生産性は高くなり、
エンプロイアイビリティ(雇用価値)も大きくなるとされている。

組織を永続的に成長させるために、目的意識を強く自覚することが肝心。

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