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2011年12月14日 (水)

ラーニング・オーガニゼーション

組織を取り巻く環境が大きく変化する時代に、十年一日の方法論は通用しない。
状況にスピーディかつ的確に対応し、半歩先のアドバンテージをとらなければ、
競合する組織との闘いに勝ち残れない。そのためには全員が闘わねばならない。

メンバー全員が現実の複雑な関係を把握する力を養い、やるべきことを自覚して、
責任を果たすために努力し、組織の力を結集して目的を実現することが必要。
一人ひとりが学習し、相互に意見を交換し、成果水準を高めていく。

こうした学習する組織(ラーニング・オーガニゼーション)の重要性を説いたのが、
マサチューセッツ工科大学のP・センゲ。
センゲの定義に従えば、ラーニング・オーガニゼーションは次のようなものである。

人々が継続的にその能力を広げ、望むものを創造したり、
新しい考え方やより普遍的な考え方を育てたり、人々が互いに学びあうような場。

人々が強い意欲を持ち、コミュニケーションの方法を学びながら、
システマティックなアプローチによって共通のビジョンの実現を目指すチーム組織。

センゲは、実現するために必要な5つの要素を挙げている。

1 システム思考
ビジネスにおける構造的相互作用を把握する力。

2 自己マスタリー
メンバー一人ひとりが自己を高める意志を持つ。

3 メンタルモデルの克服
凝り固まったものの見方考え方を克服する。

4 共有ビジョン
個人と組織のビジョンに整合性を持たせる。

5 チーム学習
対話するスキルを磨く場を設け、積極的に参加する。

学習する組織を築くには、個々の成員が自分の目標や価値観を明らかにし、
個々の固定観念や思いこみを克服し、全員が共有できる未来ビジョンを確立し、
成果を生み出すために対話を通して総合力を発揮するプロセスをたどる。

合理的で納得性の高いシステム思考を貫き、個人と組織の目的を調和して
高い目標を達成することで、個々人が可能性を実現する前提を整える。
組織と個人の成長と発展が融合することで、日々の仕事は充実し活力が生まれる。

どのような組織でも、最大の財産は人。それぞれの可能性は無尽蔵で目減りしない。
それぞれの問題意識を目覚めさせ、皆が当事者として考え行動すれば、
どのような変化にも対応できる強い組織に育っていく。その中心にリーダーがいる。

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