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2011年11月 8日 (火)

人間力

これからの時代を生き抜くリーダーは、さまざまな勉強をしなければならない。
次々に繰り出されるハードルをクリアしなければ、ポストはすぐに奪われる。

リーダーに課せられるのは、経営方針を正しく受けとめ、組織を活性化すること。
そのためには人間を知らもばならない。人はどのように考え、どう行動するか。
人情の機微に通じないと、メンバーを活かすこともできない。

歴史や古典を学んで、先人の成功や失敗を教訓として活かしているか。
本を読んで目から鱗が剥がれたら、誰も傷つけずに意識を革新できる。
同じ轍を踏む前に、転ばぬ先の杖を手に、慎重に行動できる。

1 失敗の本質
第2次世界大戦のときに日本軍が展開した作戦のように、
今だからこそ冷静に状況を分析できることは歴史に多い。
司馬遼太郎氏の小説など、学術書よりもわかりやすく、失敗の本質を描写する。
そのうえで現実を捉え直すと、問題解決の糸口を見いだせる。

2 人は裏切る
なぜユダはイエスを売り渡したのか、さまざまな文学作品に採り上げられている。
人の心の複雑さで、取り巻く環境や置かれた状況も変化する。
正論が正論として通らないのは、どのような理由に基づいているか。
文学作品に目を通すことも、人間を観る視野を広げるトレーニング。

3 悲劇の背景
明治維新やロシア革命など、滅ぼされる運命にある人は、
時代の流れを理解できずに、旧い価値観に縛られていた。
近年でも倒産した商社や銀行は、組織のシステムが老朽化しても、
経営幹部が気づかなかった。リーダーにとって他人事ではない。

4 繁栄の戦略
織田信長と豊臣秀吉の後を受け、天下を制した徳川家康の政策は、
徹底的に基盤を固め守り抜いた。危機を素早く察知し、芽の段階で摘み取った。
遠回りに思えても、足元を踏みしめて、土台を築くことが、繁栄に繋がる。
どんな英傑に統率されたとしても、攻めだけで勝ち残った組織はない。

5 常勝の極意
『五輪書』を著した宮本武蔵は、生涯一度も負けなかったという。
敵を知り自分を知り地形を知り、孫子の兵法と通じるものがある。
勝者ほど慎重で神経質であり、敗者ほど自信満々に暴走する。
負ける恐さを知っているから、勝利の美酒に酔える。

6 逆転の発想
幕末を駆け抜けた坂本龍馬は、幼い頃は泣き虫だったという。
天誅を加えようとした勝海舟に師事し、誰よりも遠くまで日本の未来を見据えた。
今の自分をさらりと捨てられたから、龍馬は魅力的な人物に成長した。
蓄えた知識や経験が、自分を身動きできないようにしていないか。

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