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2011年11月 6日 (日)

自分を発見するときの障害(2)

自分の知識や経験と想像力で、すべての問題は解決できると思っていないか。
未熟な意見に耳を傾けて、検討する時間を費やすのは無駄と考えていないか。

仕事のスピードを優先するあまり、自分を高める深化を怠っていないか。
成果の大きさを基準にして、内容を問わないようになっていないか。

自分が考える解決策は、どのような事実に裏付けられているか。
理論が先行し、現実として検証されていない解決策を示していないか。

それぞれの設問を、どの程度に理解して判断しているか。
メンバーとの討議の段階で、発言の途中で遮っていないか。

提案書は最後まで目を通し、一つひとつの要素を整理し、統合して理解しているか。
自分の解決策に対して、相手はどれだけ納得しているか。

周囲から優秀と評価される人ほど、自分の判断が最善の選択と思い込む。
自分自身に何らかの問題があり、間違った方向へ進んでいるとは思わない。

とりわけ自分より立場の弱い人と対立すると、コミュニケーションを損なう原因は、
相手の能力や理解の不足と決めつけ、自分自身を省みようとしない人は多い。

自分の間違いにぼんやりと気づいても、それを認めると立場を失うと考えてしまい、
強引に自分の意見を押し通そうとする傾向も強い。後で悔やむことになる。

最大の要因は、間違えていけないとする強迫観念。自分は選ばれていると思う驕り。
過去の学習や権威からのお墨付きを理由に思考を停止する。
業務が停滞しなければ、その間は気づかないから、常に結論は先送りされる。

しかし人は間違えるし、常に矛盾を内包する。そうすることで学習し成長する。
認めることは辛いし、困難を引き受けるが、放置すれば現状から一歩も動けない。

苦しくとも自分の判断を客観的に捉え、間違っていれば修正し、矛盾は克服する。
求めるのはチームにとって最善の選択であり、リーダーの絶対性ではない。
あなたが決断した問題解決は、常に合理的で皆の合意を得られているか。

自分の判断が完璧と考えず、常に別の可能性があることを想像する。
課題があるからこそ学習する意味が生まれ、成長できる余地が大きく広がっていく。

グループ内で議論を進めるときに、メンバーの誰からも異論が出なかったとしたら、
リーダーとしてのあなたに、どこかで強圧的な姿勢が見え隠れするから。
違う意見を闘わせるからこそ、お互いに成長し、新しい価値を生み出せる。

問題解決は螺旋状で、時間を要するのが基本。試行錯誤を恐れていたら深化しない。

あなたはバカになれるか。鎧を脱ぎ捨て裸になれるか。自分を飾りたいか。
等身大の自分を認めれば、何も恐れないようになる。

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