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2011年10月 9日 (日)

叱責

感情をコントロールできずに、メンバーを怒鳴りつけたらダメだけれど、
叱るべきときに叱れないリーダーでは、メンバーを一人も育てられない。

取引先からクレームをつけられたら、担当者を同行して深く頭を下げ、
仕事の流れを滞らせないことがリーダーの役割。
職場に戻っても一緒に謝罪に回り、迷惑を掛けたスタッフを納得させる。

ところが一通りの処理が終わると、なし崩しにしてしまうリーダーがいる。
担当者と真正面から向き合うのが億劫で、報告書さえ提出させずにウヤムヤにする。
メンバーも頭一つ下げず、先輩から注意されても、軽く受け流す。

重大なトラブルを引き起こしても、緊張感に欠けると、失敗と責任を自覚できない。
どんな事態を招いたときも、尻拭いしてもらえると、甘えた気持ちに支配される。
そんな人を他のセクションへ異動しても、使いものにならずに返される。

力の及ばないメンバーを庇うあまり、叱らないままで放置していたら、
仕事に対する本気が失われ、成長するチャンスに出会えない。
経験や能力を踏まえたうえで、責任の所在を明らかにして、ペナルティを課す。

厳しく叱られ口惜し涙を流しながら、誰もが仕事を覚えていく。
失敗しても庇われるだけなら、過保護に馴れ、組織に必要な人材にならない。
そのときになって困るのは本人、恨まれたとしてもきちんと叱ること。

柔らかな言葉で話し合い、失敗の原因を考えさせ、同じミスを繰り返させない。
当事者として自覚し気づくまで、粘り強く関わり続けているか。

すべてのメンバーが素直に耳を傾ければ、リーダーは最後まで理性的に振る舞える。
ところが組織のルールを逸脱し、屁理屈をこねたり、他人の迷惑を省みなかったり、
それでも甘い顔を見せたら、リーダーを舐めて、付け上がるだけ。

与えられた仕事も満足にできないくせに、楽して組織にぶら下がろうとする。
朝から晩まで居るだけで、給料をもらえると勘違いする。
こんな人が主流になって、組織が成長し発展すると思うか。

どうにもならない人を放っておくと、マジメな人に示しがつかなくなる。
一所懸命に頑張っていることが、バカバカしくなってくる。

本人にやり直そうという気持ちがなければ、徹底的に責任を追及する。
仕事に対する姿勢が改まらなければ、辞表を出させるくらいの強い態度で、
真正面から対決する覚悟で臨む。ここがリーダーの正念場。

周囲が凍りつくほど、激しく迫っているか。優しいだけでは通用しない。
腐ったリンゴを早く箱から出さなければ、箱ごと全滅してしまう。
 
間違えてならないのは、目的は辞めさせることではない。
リーダーの一歩も退かない本気を、熱く語り掛け、心を動かすこと。

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