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2011年10月28日 (金)

考える習慣を身に付けさせる

1 思考の流れを止めない
思考の量は質へと転化する。学習は受容でなく、思考のトレーニング。
さまざまな角度から考える習慣が、新たな思考を生む最善の刺激。
自分の中の可能性を深耕させることを強く意識して、学習を奨励する。

2 意見を批判しても人を批判しない
すべての思考が有用とは限らないが、すべての人は有用と捉えるのが前提。
意見を批判するにしても言葉や態度に配慮して、再び意見を発表する環境を整える。
論理的な構成が基本になり、感情的かつ攻撃的な表現は避けねばならない。

3 自分の意見は検証してから公表する
リーダーの意見はメンバーから尊重されるので、他の意見の抑止に繋がりやすい。
リーダー自身の意見を表すときは、メンバーの自主性に影響を及ぼさないように、
最適なタイミングを狙わねばならない。どのような影響を及ぼすかも配慮する。

4 時間と人が不足してきたら作業を始める
締め切りから逆算して作業を始めねばならない段階では、議論を打ち切る。
これまでの検討で一番目的に沿った方向を絞り込み、具体的な行動へ移す。
実際のプロセスで問題の本質が明らかになり、要求される水準も具体化される。

5 旧い思考を捨てる勇気を奨励する
過去の成功法則は経験値として刷り込まれて、誰もがそう簡単に忘れられないが、
新たな状況への適応を阻害するケースも少なくない。
どれほど素晴らしい思考にも限界があると、メンバー全員で意識を共有する。

6 捨てた提言を復活させる
排除すべき意見はないが、その場所そのときに相応しくない意見はある。
過去の提言をファイルとして残し、活用するのも大事。
そのときに採用されなくとも、留意されるなら、メンバーは積極的に提言を重ねる。

思考と行動の反復トレーニングに依って、思考はしだいにリアルへ収束される。
そのときに大事なのが別の可能性のシミュレーション、試行錯誤へのチャレンジ。
結論を導くプロセスは苦しいが、そこで終わらせたら成長へは繋がらない。

思考は日常の習慣だから、判断停止の期間が長引くと、思考は機能しなくなる。
成果を導かずとも、思考を言葉に転換し、発表する場が必要になる。
他の思考を聞くことで自分の思考が刺激され、新たな発想への回路が動き出す。

リーダーはメンバーに対し、こまめに課題を与え、質問を繰り返す。
具体的なテーマなら、どのように考えるかを設定しやすく、材料も集めやすい。
読書会や勉強会を準備して、講師との質疑応答を活用するのも効果的。

リーダーが正解を決め付けると、メンバーの思考はその範囲以上に広がらない。
リーダーは説路意する言葉を用意周到に選び、メンバーの脳の働きを自由にする。

考える習慣が身に付くと、メンバーそれぞれの言葉が重くなり、意味を帯びる。

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