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2011年10月26日 (水)

問題の発見

リーダーが日常的に問われるのは、さまざまな問題をどう解決するか。
その前提になるのが問題の発見、日々の仕事の中から生まれる疑問を放置せず、
解決せねばならない当事者として、メンバー全員に真正面から向き合わせる。

何が問題かを気づくには、固定観念に縛られない柔らかな発想が必要。
現状をどれだけ多角的に捉えるか、別の可能性を想像できるか。
メンバー同士が活発に意見交換するのも、問題発見の重要な手掛かりになる。

1 目的が何かを注意深くチェック
問題の全体像を把握する際に、細部がどう違うかで、全体像そのものが変わる。
完璧に仕上げることを要求されているか、最速に仕上げることを要求されているか。
その範囲を最適に理解して、最短で目的を達成するルートを発見する。

2 メンバーに目的の意味を考えさせる
目的に対する要求を理解するには、それだけの情報を収集するのが前提になるが、
リーダーだけが寡占するのでなく、メンバーと共有することで、
一人ひとりにその意味を考えさせ、それぞれに発言を求めるのが大事。

3 元の問題に立ち戻り論争を解決
すべてのメンバーが問題に対する共通理解を得るまでは、
それぞれに解釈が異なるから、解決への努力はエネルギーの浪費。
少し時間を掛けても、問題が要求する本質は何か、きちんと定義するのが大事。

4 問題を明らかにするための説明と情報
問題が要求する内容に曖昧さが生じる場合、リーダーおよびメンバーの経験値や、
適用範囲の拡大解釈で切り抜けず、要求を絞り込むための説明や追加情報を求める。
とりわけ顧客に対しては、細部まで確認が必要。質問を恐れない。

5 問題解決のプロセスで要求内容を再確認
問題解決のプロセスで、要求内容は具体的に理解されていくが、
それが最適のルートとは限らない。この段階でスタートラインに戻り、
問題の本質と要求内容を捉え直すことで、目的へのルートを修正するのが効果的。

問題発見へのプロセスをルーチン化すると、仕事を進めるには効率的だが、
新たな問題が生じたときに有効性を失うこともある。
あくまでも原則にこだわり、一つひとつの可能性を検証し、思考する。

問題解決の答は、決してひとつとは限らない。状況に応じての選択。
リーダーがわきまえたうえで、メンバーにきちんと説明すれば、
視野が狭まることもなく、従来の成功法則から解き放たれる。

問題解決はゴールでなく、新たな問題提起のスタートと知っていれば、
リーダーもメンバーも油断せず、常に闘う準備を進められる。

問題解決のサイクルが根付くチームは、緊張感を持続して強い組織に育つ。

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