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2011年10月 2日 (日)

肉声で語る

メンバーが一番接したくないのは、顔がハッキリ見えないリーダー。
何を考えているかわからない、敵か味方か区別がつかない。
迂闊に信用して付き合えば、背中から斬り込まれるかもしれない。

事務的に対応しようと思っても、やさしい声を掛けられたりすると勘違い。
リーダーは仕事の延長と考え、メンバーはプライベートと受けとめ、
無防備に自分を晒した結果が、評価に直結したら遣り切れない。

一度でも裏切られたらと感じたらメンバーはリーダーに心を開こうとはしない。
たとえそれが思い込みであっても、バリアを解くのはなかなか難しい。
そんな誤解を招かないためにも、自分の言葉で話すことが大切。

1 指示命令
組織から受けた指示命令を、ストレートに流さず、自分の言葉に置き換える。
メンバーから具体的な内容を質問されたり、背景に対する説明を求められたり、
上から降りてきた命令と、平気で答えるリーダーは、居ても居なくても同じ。
通達などの背景をきちんと調べ、自分が理解し納得しているか。

2 朝令暮改
周知徹底した方針が、180度の方向転換が決まり、リーダーは慌てて前言を覆す。
取り巻く環境や市場が急激に変化し、臨機応変に動くことも充分に予測される。
公開できる情報を詳しく伝え、わからない点は率直に告げ、皆と同じところに立つ。
知ったかぶりや強引な合意形成は、自分を窮地へ追い詰めるだけ。

3 経営方針
組織が目指すビジョンや、目標とする未来の青写真を、熱く語り掛けられるか。
メンバーが漫然と日々を過ごさないためにも、なるべく具体的なゴールを描けるか。
急成長した組織は、トップが理想とした夢を一人ひとりが受け継ぎ、
自分の夢として実現している。意思と理念がきちんと共有されている。

4 業界事情
自分たちの置かれた状況が、客観的にどう位置付けられ、どのように展開されるか。さまざまな言葉に耳を傾け、業界紙の解説記事に目を通し、自分の意見を練る。
新聞やTVのニュースも見逃さず、世間の常識から逸脱しない。

5 業務内容
仕事のマニュアルをよく読み、基本をきちんと押さえ、徹底的に消化する。
専門用語や横文字など、鵜呑みにせず、平仮名で説明できるようにする。
実際の業務は任せて良いが、何をやっているかチェックできなければ困る。
指導するときも、ポイントがわからなければ、リーダーは単なるお飾り。

周囲から持て囃されたいと、自分を飾らず、等身大で臨むのが大事。
言葉が伝わっているか、確かめながら次へ進む癖を付ける。

上手でなくて良いから肉声で語れば、心と心が繋がり結ばれる。
わかってほしいと思うか思わないか、本気で伝えたいと願うか願わないか。

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