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2011年9月27日 (火)

リーダーの役割(2)

リーダーに課せられるのはメンバーの育成。能力だけでなく人間力を高める。
組織の要請に応えられるように、一人ひとりの水準を引き上げる。
全体のレベルが均質に向上しなければ、組織は長期間にわたって闘えない。

最初の作業は基礎力の習得。当たり前のことが当たり前にできるようにする。

業務内容については組織の蓄積が多く、過去の資料やデータが揃って、
マニュアルも整備されていれば、上手に活用して効率的に推し進められる。
基礎力を身に付けるには反復トレーニングが基本、リーダーが飽きないこと。

その際に注意すべきなのは、単純な質問に丁寧に答えること。

そのためにはリーダーが業務内容をよく理解し、説明できるようにする。
要点をわかりやすくまとめたテキストなど作成すると、チェックしやすい。
それぞれのテーマで誰が一番詳しいか、適切に委ねる知恵も身に付けておきたい。

難しいのは日常習慣や思考、プライベートな部分も含むから押し付けられない。
それぞれに生まれも育ちも違うから、価値観は一致しないと考えて、
仕事を進めるのに必要なところを抽出し、共有領域を拡大させていく。

面倒になって問答無用で押し付ければ、面従腹背の風土を生むから要注意。
リーダーを信用できねば、メンバーはその場を取り繕うとする。
問題解決が先送りされるだけで、組織にもメンバー個々人にもマイナス。

基本になるのはリーダーの一挙手一投足、メンバーは背中を観ながら学習する。
どのように立派な言葉を並べても、行動が伴わねばメッセージは届かない。
言葉が不充分でも、誠心誠意を尽くせば、足りないところを補ってくれる。

基礎力を越えた段階では、すべてのテーマが相互教育。
リーダーが教えることもあれば、リーダーが教わることもある。
お互いを尊重したうえで、切磋琢磨して成長するよう目指しているか。

創業精神や組織理念を踏まえ、何が一番大事で、何を最優先すべきか、
自分の頭で理解するだけでなく、さまざまな人と意見を交換しているか。
メンバーがそれぞれに考えるよう、積極的に働き掛けているか。

さまざまに解釈できるテーマでは、双方向のコミュニケーション。
第三者の言葉に耳を傾けるのも大事だが、最期の決断はリーダーが下す。
責任を負うことを明言したうえで、皆の意見を踏まえて結論と説得する。

一人ひとりの人格を尊重しているつもりでも、実践するのは簡単ではない。
経歴や実績に優れたリーダーほど、善意で自分のコピーを造ろうとする。
同じ人は要らないとわかっていながら、均質なグループになっていく。

過去のやり取りを検証して、自分がリーダーとしてどう振る舞ってきたか、
問題点を一つひとつ採り上げ、問題を解決していかねばならない。

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