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2011年9月23日 (金)

公平無私

自分のことは一番後回しにして、誰に対しても同じ態度で接する。
当たり前に思えるけれど、実際にはなかなかできない。
自分に役立つ人は可愛がり、足を引っ張る人は遠ざける。
強く意識していないと、リーダーは取り巻き連中に囲まれ怪しまなくなる。

メンバーを公平に扱うためには、ある程度の距離を置くのが基本。
同じ土俵で勝負しようとするから、ついつい感情的に振る舞いたくなる。
少しでも生意気な口を利くと、沽券に関わると引き下がれない。

私利私欲から離れ、ひたすら仕事のために尽くせるか。
組織がどう評価するか、メンバーがどう思うかか、そうしたことに振り回されず、
自分の信じた道を突き進めるか。卑しい気持ちを追い出せるか。

1 私生活
住宅ローンが何年残っているとか、教育資金がどれくらい必要だとか、
自分の家庭の都合を持ち込まずに、良い仕事をすることだけ考える。
本末転倒したあげくの果てに、道を誤ったリーダーは少なくない。
身の丈での生活を心懸け、足を知るようにならないと、どこかで綻ぶ。  

2 贈答
家族にまで気を遣ってくれるメンバーは、誰だって可愛くなるが、
その気持ちに応えるのは仕事ではなく、あくまでプライベートとケジメを付ける。
基本的には部下からの贈答は丁寧に断る。痛くもない腹を探られる。

3 過去の思い出
二人三脚で取引先を口説いたり、同じ大学を卒業したり、仲間意識として残る。
その記憶が鮮明に刻まれているほど、引き上げてやりたいが、
そこをえるのがリーダー。チャンスは平等に与えねばならない。

4 無礼講の発言
酔った席の言動としても許したくない相手はいる。ウマの合わない相手もいる。
自分と同じ立場か強い立場の相手なら、五分に渡り合ってケンカしても良いが、
そうでなければ感情的にならないこと。さらりと流すのが大人の節度。

5 昇進の青写真
いつまでにどれだけのポジションを得るか、そこを起点に考えないほうが良い。
昇進が遅れたら苛立つばかり、早まっても傲慢になるのは目に見えている。
成長を目指すのと職位を得るのを混同しない。ましてメンバーを踏み台にしない。

6 役得の甘い夢
どの組織でも職位が高まれば、必要な経費を決済できる額が増える。
決裁権も大きくなるから、さまざまな相手からアプローチされる。
結果として贅沢に慣れ、いつまでも同じ境遇を望むようになりがち。

リーダーに与えられたパワーを、私的に流用していないか。
背筋を伸ばし、胸を張り、真正面から仕事だけを見据えているか。

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