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2011年9月 7日 (水)

自己信頼

仕事は人と人との関わりの中で生まれるから、
自分の気持ちだけでは片付かないことも多い。

まして肩書がつく立場になると、予測を越えた展開の責任を取らされる。
上司の独断の尻拭いをさせられたり、メンバーの暴走のクレームを処理したり、
どこに爆弾が仕掛けられているのか、戦々恐々の毎日を過ごす。

仕事でで詰め腹を切らされるなら割り切るしかないが、
メンバーのプライベートの不始末が原因となると泣くに泣けない。

恋人との三角関係が泥沼化して、相手が職場に乗り込んできたり、
消費者ローンの返済を延滞して電話が鳴り響いたり、どこにでも転がっている。

傍から見れば陳腐な展開でも、当事者にとっては深刻。
うまく収められなければ、本人の懲戒にとどまらず、リーダーの進退まで問われる。
寝耳に水の不祥事で、辞表を書かされたら、冗談じゃ済まされない。
四六時中、メンバーを監視するわけにもいかない。

組織の中では、何が起きても不思議じゃない。
忠誠を励んだ上司が突然失脚し、強い後ろ盾をなくしたとたんに、
関連会社に出向を命じられたり、肩をぽんと叩かれたりする。

仕事をバリバリこなしているつもりでも、いつ罠に陥るかわからないから要注意。
誹謗中傷が飯より好きな人もいれば、虎視眈々と落とし穴を掘る人もいる。
危ない場所に近付かなくても、リスクを免れるとは限らない。

周囲が足を引っ張らなくても、甘い誘惑に迷って、破滅する人もいる。
取引先から渡されたお土産の紙袋に、ズッシリ重い札束が隠されていたり、
不倫だと承知の上で一夜を共にして、お互いに抜き差しならなくなったり、
軽い気持ちで始めたことが仇になる。ゴシップには尾ヒレがつく。

噂話に躓かなくとも、肝心要の勝負どころで怪我や病気で倒れたら、
最前線から離れざるを得ない。どれだけ実績を示しても期待されない。

組織のために心身を捧げたから、最後まで面倒を見てもらえるなどと、
勘違いしたら自分が惨めになるだけ。自己管理ができないと切って捨てられる。

誠実に一生懸命に働いていても、逆境に追い込まれるもある。
自分がシッカリしていても、周囲に問題がなくても、坂道を滑り落ちるときがある。
運否天賦はつきものと、やるべきことをコツコツやるしかない。

踏まれて、蹴られて、殴られて、身も心もボロボロになったそのときに、
自分をどこまで信じられるか。いつかは再起できると胸を張れるか。

思い通りにならない人生だからこそ、自分の可能性をとことん追い求めて、
最後まで闘いの場に身を置く。逆境を乗り越えるたびに、人間の器は大きくなる。

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