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2011年9月19日 (月)

人間関係の壁

どこの会社でもキーパーソンと呼ばれる人は、
いつも腰が低くて誰に対する態度も変わらない。
肩書が重くなっても自分から席を立ち、取引先の若い担当者を招き入れる。

ほとんどの人は、肩書によって態度を変える。強きを助けて弱きを挫く。
自分より立場が弱いと判断したら、胸を反らして偉そうな口調で話す。
相手に力がある雰囲気を察したら、揉み手でスリ寄ってお愛想を言う。

苦労して手に入れた肩書を、最大限に使いたいのだろうが、
虎の威を借りる狐でいたら、いつまでも狐のまま。いつかは虎の餌食になる。

取締役の意見なら何でも同調して、部下からの提言は平気で握り潰す。
大口の取引先は応接室に案内し、小さな会社なら玄関で立ち話。
周囲から顰蹙を買っても、世間の常識と動じない。地位と名誉と財産が世界標準。
 
名刺に刷られた肩書が背広を着て、飯を食ったり酒を飲んだりしても、
人を動かせる魅力など生まれない。利用できるかできないか、そうしか思えない。
泣いたり笑ったりホンネで触れ合わなければ、心のドアを開く鍵は見つからない。

肩書は仕事のツールと捉えて、上手に使いこなす。
アポイントの取れない相手を口説いたり、交渉の場で即断できる強みを活かす。

誰とも分け隔てなく面談し、相手の長所に目を向けると、仕事の幅は大きく広がる。
研修期間中の新人やアルバイトから、驚くほど新鮮な発想が生まれることもある。
あなたを取り巻く一人ひとりが、あなたのために全力を尽くそうと奮闘する。

人間関係は鏡の法則、あなたが好きな人はあなたを好きになり、
あなたが嫌いな人はあなたを嫌いになり、あなたが見下す人はあなたを見下す。

人間関係の壁はすべて、あなたの心の中で築かれる。
あなたが何も思わず何も発しなければ、周囲はあなたを風景として捉える。
それではリーダーとしての務めを果たせないどころか、あなたがいなくなる。

あなたが尊重してほしければ、その人を尊重するのがスタート。
あなたが好かれたければ、その人を好きになることから始まる。
自分の気持ちはすぐに伝わらない。それでも同じ気持ちでいられるか。

代償を求めず相手に寄り添うのは、それほど簡単なことではない。
尽くしたら尽くした分だけ、見返りを望んでしまう。
相手を好きになったら即座に、自分のことも好きになってほしい。

それは本当に好きになったのでなく、相手と取引しようとしてるいだけ。
相手がどう思おうと、自分は好きと思えるか。口に出して言えるか。

好きになるのは嫌わないこと、自分の中の固定観念を突き崩すこと。
修行に近いかもしれないが、少しでも実践できれば急速に視野は広がる。

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