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2011年5月31日 (火)

大衆文化と風俗を読むヒント01

大衆文化はマスカルチャーとも呼ばれますが、
不特定多数の人を対象に生産され、
次から次へと消費されていく文化です。
大衆文化を普及する媒体は、
TVや新聞などのマスメディアであり、
受け入れられた形が風俗として具現化します。

大衆文化が成立する前提として、
国民全体が教育水準が高く、
メッセージを理解できることが必要です。
さらに、メッセージを伝える媒体が整備され、
具体的な行動に移る環境が
準備されていなければなりません。
経済的な豊かさが大衆文化を発展させます。

現代では、大衆文化と企業戦略には、
密接な繋がりがあります。
流行の兆しが見えた情報を、
マスメディアが短期間に拡散させて、
消費者ニーズを一挙に煽ります。
企業は情報を形にした商品を開発し、
溢れんばかりに市場に放出します。
ヒットセラーの誕生です。

こうしたプロセスを経て、
満たされていくのは、
実は物質的な豊かさではなく、
精神の飢餓感なのです。
流行の服を身にまとい、
最新のツールを使うことで、
穏やかに心が癒されます。
企業戦略が大衆文化と結びつく背景が、
こうしたところにも垣間見えます。

マスメディアに映し出される風俗が、
猫の目のようにクルクル変わるのは、
消費そのものを目的にしたい企業戦略と、
心の渇きがエスカレートしていく大衆の欲求が、
危ういバランスを保ちながら合致しているからです。
トラディショナルは敬遠されます。

そうは言っても、日常的な価値観は、
保守的な思考でガードされています。
一人ひとりが自由な発想で生きるのではなく、
大きな力に守られたいと願っているうちは、
大衆文化の本質は革新されないでしょう。
このままでは、
風俗を超える文化は生まれません。

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2011年5月30日 (月)

サブカルチャーを読むヒント02

① 未知の世界を覗いてみよう

世間から認知されていないエリアには、
危険な匂いがするだけでなく、
ワクワクするような新しい発見もあり、
人生観が根本から覆されます。
先入観を持たずに接すれば、
本当の自分と出会えるかも知れません。
素直な気持ちで飛び込んでみましょう。

② アウトローの魅力とは何か

一般社会では受け入れられない人たちが、
舞台の中央でスポットライトを浴びるのも、
サブカルチャーの特長の一つです。
犯罪者や脱落者と烙印を押されながら、
なぜキラキラ輝いて見えるのでしょうか。
自分の心と共鳴する部分に、
深くこだわることです。

③ メッセージは届いているか

耳に聞こえる音楽より、
その奥に秘められている魂の叫びに、
ジックリ耳を傾けることです。
世の中の基準から外れていても、
心で感じることができるから、
文化として向かい合えるのです。
自分とサブカルチャーを繋ぐ絆を、
自分自身の中で確かめましょう。

④ 異端の系譜を追ってみよう

私たちの心の奥深いところには、
暗く陰湿なものが隠されています。
人間は、同族を殺せる生きものなのです。
罪深い存在です。
昼間の世界から追放された真実を見据えて、
悲しさや切なさもわかったうえで、
ポジティブに人間を信じることが大切です。

自分が置かれた状況から世界を見るだけでは、
逆境に追い込まれたら一歩も進めないでしょう。
イマジネーションを最大限に働かせて、
世界の果てまで探検してみましょう。

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2011年5月29日 (日)

サブカルチャーを読むヒント01

サブカルチャーとは、
社会全体の総体的な文化に対して、
副次的な文化を指します。
ある年代や集団に固有な文化であり、
一般的な文化とは交わらずに、
独自の成長と発展を遂げるものと、
考えれば良いでしょう。
下位文化と訳されることもあります。

1960年代のアメリカでは、
社会からドロップアウトした若者たちが、
LSDやマリファナなどのドラッグに溺れ、
禅に代表される東洋の神秘思想に傾倒し、
愛と自由を声高らかに歌い上げました。
映画『イージー・ライダー』の世界です。

既成の社会の枠組みに疑問を抱き、
倫理に対する反逆を試みました。
国策として推進される
ヴェトナム戦争への反戦運動(従軍拒否)や、
キリスト教のモラルである
一夫一妻制に対するアンチ・テーゼとしての
フリー・セックスなど、
まさしく一つの文化でした。

それが片隅に咲いたままであれば、
サブカルチャーは注目されなかったでしょう。
音楽や芸術の世界を中心に、
60年代のアメリカの若者が提唱した文化は、
世界全体で従来の価値観に風穴を開け、
新しい文化を形成する土壌を耕したのです。

価値観の多様化が急速に進展する時代状況で、
すべてのサブカルチャーは、
ポストカルチャーの可能性を秘めています。
既成の価値観が有効性を失っていくなかで、
従来タブーとされていたものが、
フラットな視点から捉え直されようとしています。

サブカルチャーを読むには、
現象に惑わされることなく、
本質に迫ることが肝心なのです。
同性愛に眉をヒソめるのでなく、
愛の根源を問うことが大事です。
暴力を道徳的に排除するのではなく、
なぜ強さに魅かれるのか、
洞察することが必要とされるのです。

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2011年5月28日 (土)

フィクションを裏読みする02

① 現実との接点を見つけよう

物語の書き手は、現実の世界に生きています。
イマジネーションの発信ベースは、
私たちが暮らす日常生活です。
繋がれた糸の結び目には、
見慣れた風景があるはずです。
そこから物語の扉を開けば、
たどるべき道も浮かび上がってきます。

② 何をデフォルメしているか

書き手がピントを合わせたい対象ほど、
モデルがわからないようにデフォルメされています。
この実態を明らかにすることが、
物語の謎を解く鍵になります。
政治権力であったり、モラルであったり、
表立って攻撃できないターゲットかも知れません。

③ 描かれた世界の秩序を探る

フィクションの書き手は、
作品に対して絶対権力を振るいます。
独自の価値基準に基づいて、
新しいルールを確立するのです。
反社会的であろうと、モラルを逸脱しようと、
絶対権力者が定めたものが正しいのです。
この秩序体系を理解することが必要です。

④ 読者をどこへ導きたいのか

著者の敷いたレールに従い、
鉄路をどこまでも進むと、
終着駅には何が待っているのだろうか? 
物語のページを閉じて、
現実世界に舞い戻ったとき、
どんな行動を求めるのだろうか? 
著者の意図を素直に受けとめることが、
フィクションを読みこなすコツです。

フィクションを夢中になって読み、
何も心に残していなければ、
人生にとって大きな損失です。
メインテーマを把握して、
しゃれた表現に酔いましょう。

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2011年5月27日 (金)

フィクションを裏読みする01

フィクションとは虚構のことであり、
一般的には小説や物語をさします。
事実に基づいて書かれた
ノンフィクションと対比されますが、
一方でT・カポーティの『冷血』や
W・スタイロンの『ナット・ターナーの告白』は、
ノンフィクション・ノベルと呼ばれます。

登場人物も舞台設定も架空であり、
ストーリー展開も自由なのですから、
さぞや荒唐無稽な作品が生まれると思いますが、
ひと握りの実験的な創作を除けば、
わかりやすい作品が多いように思われます。
ル・クレジオの『調書』などは異端と考えられます。

これは、私たちの想像力の問題です。
著者の描いた世界を私たちが理解できなければ、
それは表現として成り立たないわけですから、
イマジネーションの及ぶ範囲内で、
著者は物語の世界を築きあげるのです。
著者自身の想像力にも限界があります。

私たちは、
経験したことや学習したことの延長線上でしか、
イメージを描くことができません。
習得した知識をデフォルメしたり、
組み合わせながら、
新しい形をつくりあげていくのです。
まったく新しい発想と喜んでも、
分解してみれば既知の発想なのです。

そうしたことがわかっている著者は、
作品にリアリティを与えます。
実世界を写実するのではなく、
独自の秩序をフィクションの内部に築くのです。
実社会と無縁の世界を描こうとするのではなく、
位相のずれた世界を創出しようと試みます。

この距離を微調整すれば、
表現する意味の深さが読めます。
カミュが『異邦人』の舞台を、
なぜ乾いた土地にしたのか、
ムルソーが銃を撃ったときに照りつけていた太陽は、
今も私たちの頭上に輝いている太陽なのか、
イマジネーションで距離を埋めましょう。

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2011年5月26日 (木)

ヒットセラーを裏読みする02

① 商品は街に溢れていたか

ショッピングでは、
目の前に陳列されている商品の中から、
気に入った1点を選ぶのが普通です。
商品量が豊富なら印象も強くなります。
目に入るチャンスが多い商品ほど、
潜在ニーズを掘り起こします。
店頭に在庫がなければ、商品は売れません。

② CFの人気は高かったか

TVに流れるCFは、意識に鮮やかに刷り込まれます。
映像のイメージと商品が結びつき、
パッケージを見るたびに心地よくなります。
明らかに消費者は、商品を買っているのではなく、
気分にお金を払っているのです。
そうした意味で、CFの好感度は重要です。

③ 話のネタになっていたか

口コミで評判の高い商品は、
根強い人気に支えられて売れます。
どう考えても必要ない人まで、
手に入れようと東奔西走します。
商品がコミュニケーションのきっかけになり、
仲間と盛り上がるパスポートになっているのです。
持っていなければ仲間外れです。

④ プレッシャーを与えたか

パソコンやPADなどの商品は、
やらなければならない雰囲気に押されて、
使い方のわからない人まで買ってしまいます。
どれだけの人が利用しているのかと
疑問を感じながらも、
今すぐ手に入れなければ、
時代の流れに取り残されると思うのです。

どんな優れた道具でも、
使われなければガラクタです。
メーカーや小売店が攻め続ける
イメージ戦略に惑わされず、
どうしても必要な商品を買いましょう。

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2011年5月25日 (水)

ヒットセラーを裏読みする01

爆発的に売れた商品は、
消費者に訴える力が強く、
魅力があったと思われます。
ところが、消費者ニーズを過熱気味に煽り、
パブリシティを最大限に活用して、
ヒットチャートの上位にランクされる商品もあります。
売れている情報で、ますます売上が伸びます。

著者が書籍の印税を注ぎ込めば、
作為的にベストセラーもつくれます。
初版の段階から10万部の買上を約束し、
全国紙に大きな広告を打つ費用をポンと出し、
とうとうミリオンセラーにまで押し上げた例もあります。
著者の目的は、知名度を高めることでした。

宗教団体の指導者の本などは、
信者が書店まで走りますから、
ベストセラーになる可能性は大きくなります。
売れていることで一般の読者の注目を集め、
結果的には布教活動の役割も果たします。
新興宗教の組織では、よく見られる手法です。

人気タレントの愛読書と紹介されたとたん、
口コミであっという間にファンに広まり、
刊行されて時間の経過していた本が、
たちまちベストセラーになったこともあります。
雑誌の特集やTV番組で煽られるほど、
読者は強迫観念に襲われたようです。

高級感を演出する商品では、
市場から実物を消してしまい、
数ヶ月待ちの状態をつくることで、
ますますニーズを高める方法をとります。
もちろん値引きは一切しません。
高額であればあるほど、
選ばれた意識を満足させます。
値打ちを傷つけないのです。

消費者は商品そのものではなく、
商品のメッセージを欲しがります。
商品を手に入れた経済力やセンスを、
周囲に認めてもらいたいのです。
売れている商品は、
消費者に安心感と保証を与え、
買うことで、
時代の波に乗り遅れない気分にさせます。

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2011年5月24日 (火)

記録と資料を裏読みする02

① 基礎資料を重視する

決算書の基礎になるのは、
1枚ずつの振替伝票です。
勘定科目ごとの仕訳が済む前の、
シンプルな入金と出金の記録です。
こうした基礎データを丹念に拾っていくと、
資料としての整合性や
信頼性が判断できるのです。
1枚のメモ用紙を軽視しないことです。

② 記録の基準を考える

情報やデータをファイリングするときは、
保存する量より捨てる量のほうが、
はるかに多くなるのが普通です。
残されている資料や記録の背後には、
膨大な量の資料や記録が眠っているのです。
振り分けた基準を押さえておきましょう。

③ なぜ抹消されたのか

社長と意見が対立して辞めた取締役の記録が、
どこにも見当たらない会社があるという話を聞きました。
そこまで極端ではないにしても、
記録が抹消され事実が歪められているケースは、
決して珍しいことではないのです。
その理由も調べておきましょう。

④ 形を変えていないか

歴史から削り取られた事実が、
文学として表現されているように、
資料としては残されていない話を、
年長者から教えられることがあります。
資料や記録がすべてを包括すると思わずに、
さまざまな人の話に素直に耳を傾けましょう。

記録や資料は、
どれだけ有効性があるかで、
それぞれのランクに分けられます。
アイロニカルな言い方をすれば、
高ランクの資料ほど、
手垢で汚れているといえます。

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2011年5月23日 (月)

記録と資料を裏読みする01

歴史とは、
残された記録の断片に基づく推理です。
残された記録が誤っていたら、
築きあげた論理は崩れ落ちます。
科学的根拠を確かめながら、
多くの学者が史料を研究し、
学会などで認められたものだけが、
史実として評価されているのです。

同じように考えれば、
社内の記録がすべて正しいと裏付けるものは、
ほとんど見あたらないのが実状です。
社史に記された内容は、
どこまで信頼をおけるのか、
経営トップの指示に基づき、
書かれているのが社史なのです。
これは、すべての歴史に共通します。

司馬遷の『史記』でさえ、
父である司馬談の遺言によるものとはいえ、
漢王朝の視点に貫かれていたことは確かです。
それだからこそ、班固の『漢書』や
司馬光の『資治通鑑』に、
受け継がれていったのです。
司馬氏の系譜が名門なのです。

まして他の歴史書は、
なおさら為政者の立場で書かれています。
庶民の存在など、
ハナから勘定に入っていなかったのです。
滅びた者を讃えた文書は焼かれたり、
無視されてきました。
正史をひもとく限りでは、
権力者は常に正しかったのです。

柳田国男らによる民俗学や、
文学などに表れた民間伝承は、
歴史を別角度から照らし出すツールです。
民話や伝説という形を借りて、
もう一つの歴史が語り継がれてきました。
社史の原稿から抹消された事実が、
帳簿に潜んでいることもあります。

資料や記録を調べるときは、
疑うこともなく、頭から信じてしまいがちですが、
資料や記録として保存されるまでのプロセスで、
どのような基準で取捨選択されたのか、
考えてみることが大切なのです
。読むということは、考えることでもあります。

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2011年5月22日 (日)

人事と組織図を裏読みする02

① 経営方針に変化はないか

会社のビジョンそのものを変更したら、
すべての絵図が一から描き直されます。
同じ業態であっても、
流通産業から情報産業へとシフトするなら、
必要とする人材もシステムも変わります。
海外拠点からの撤退なども、
数年前から準備されるのです。

② 株主構成に変化はないか

資本系列が変われば、
当然、組織の位置付けも変わります。
株主が企業名で登記されていれば、
さまざまな推測は可能なのですが、
他の企業の経営トップでもない個人名であると、
私たちには手がかりがつかめません。
調査会社に頼るしかないでしょう。

③ 組織構成に変化はないか

支店や営業所が増えているのか、減っているのか、
組織の役割は同じなのか、
理由を明らかにしていても、
大胆な組み替えをする場合には、
何らかの意図が準備されていると考えましょう。
優秀な人材が一つのセクションに投入されたら
要注意です。

④ 利益獲得に変化はないか

主力商品や市場ターゲットが変わってきたら、
大幅な組織革新の予兆と捉えたほうが自然でしょう。
その会社が何で飯を食べているか、
必要不可欠なライフラインです。
その部分に変化が訪れたら、
組織そのものの構造が一変してしまうのです。

自分の会社の組織図や辞令を、
時系列で追ってみましょう。
固有な傾向が浮かび上がってくるはずです。
それを踏まえたうえで、
組織内でのポジショニングをとりましょう。

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2011年5月21日 (土)

人事と組織図を裏読みする01

会社の人事異動や組織改革は、
事実の伝達と受け取られ、
何となく見過ごされてしまいます。
しかし、そこには陰謀も策略も渦巻いており、
組織の未来を占うヒントが隠されています。
経営トップは5年後、10年後を考えて、
布石を打っています。

読み解く鍵になるのは人間です。
組織の主流を昇ってきた人材が、
傍流の席に移されるには、
何らかの理由があると考えることです。
同じ立場のライバルが抜擢されていたら、
社内の権力闘争で勝負あったのかも知れません。
そう遠くない将来に身を退くでしょう。

横領や贈収賄などが発覚する前に、
内部調査で処理することも、
大きい会社では日常茶飯事です。
背任の首謀者が派閥のボスで、
社内的に連座させられることもあります。
こうした場合、本人に能力があれば、
意外と返り咲くチャンスは訪れます。

会社からの評価は変わらず高いのに、
陽の当たらないポジションに移されたら、
新しいプロジェクトが動き出す可能性があります。
構想が大きければ大きいほど、
遊軍として扱われるのです。
終わったと思われた人材が、
いきなりトップに就くこともあります。

企業系列や株主関係も、
きちんとチェックしておきましょう。
メインバンクからの出向役員が、
経営を牛耳る立場に就いたら、
財務的な問題が生じているのは常識です。
従来の人事評価基準が、
180度転換することもあります。

同族企業のオーナーなどが、
気分しだいで組織図を動かしているときは、
こうした読み方は一切通用しません。
しかし、そうであれば、
企業を貫く価値基準がないのですから、
どのみち先行きは期待できないでしょう。
組織図をジックリ読み込むことです。

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2011年5月20日 (金)

ニュース解説を裏読みする02

① 解説者の基本的立場を理解する

支持する政党や世界観が変われば、
現象に対する論調も変わります。
解説者がどんな立場の人で、
どのような経歴なのか、
押さえておくことが肝心です。
累進課税が不公平税制か否かは、
解説する人の職業や年収によっても、
意見が分かれるところです。

② 解説者が求める結論を推測する

事件から導き出したい結論は、
解説者のポリシーや考え方です。
そうした意味では、新聞報道やTVニュースの解説も、
一つの表現手段と捉えたほうが間違いないのです。
論旨の展開を追っていけば、
結論を明らかにしない場合でも、
ほぼ正確に推測できます。

③ 事実だけを組み合わせて考える

報道された事実だけを拾い出し、
独自にシミュレーションを展開してみることです。
ジグソーパズルを完成させるように、
断片的な事実を繋ぎ合わせるだけでも、
ぼんやりと全体像が浮かび上がってきます。
足りないところは、イマジネーションで埋めましょう。

④ 自分自身の価値基準を確立する

さまざまな現象を捉えたときに、
自分自身で判断する基準がなければ、
理解できないのは当たり前です。
そう難しく考えなくとも、
自分にとって何が大切か、
どんなことを許せないのか、
問い直してみることです。
生きるためのモラルを確かめましょう。

ニュース解説に異論を唱えることは、
正誤を明らかにすることでなく、
流されない人生を歩むための
杖と考えれば良いのです。
「なぜ」と思うクセをつけましょう。

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2011年5月19日 (木)

ニュース解説を裏読みする01

TVニュースや新聞報道の解説は、
TV局や新聞社の考え方によるものと、
わかっているつもりでいても、
毎日繰り返し目にしたり耳にしていると、
基本的なものの見方考え方に
影響を及ぼされます。
批判的にニュースや報道に
接することは難しいのです。

一つの事件に対する伝え方を、
さまざまな角度から検証することです。
複数のTV局にチャンネルを合わせたり、
複数の新聞を比較するだけでなく、
週刊誌や月刊誌はどう採り上げているか、
視点の違う見解も参考にすることが大切です。

すこし長引く事件であれば、
時系列で伝えるニュアンスが、
微妙に揺れていくこともあります。
全貌が明らかになるに連れて、
解説する内容も変化します。
事実の認識に対する誤差だけなのか、
厳しくチェックすることで、
新聞社やTV局の視座がわかります。

歳月を経た事件なら、
ルポルタージュや評論など、
さまざまな見解が著されます。
同じ事件の被害者と加害者双方から、
手記が出版されることもあります。
いくつかの情報を読みこなして、
もう一度、新聞報道を読み直してみると、
おもしろいでしょう。

新聞記事は縮小版として刊行されていますので、
図書館でいつでも閲覧することができます。
TVニュースのビデオは見るチャンスは少ないのですが、
日本のTV局は新聞社の系列にあり、
解説者も新聞社の論説委員が多いのは事実です。

頭から疑うことはないのですが、
中立公平という立場など、
あまり信用しないほうが良いでしょう。
自分のモノサシとの距離感を間違えず、
主体的にニュース報道に接することが、
メディアに掻き回されない自衛手段です。

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2011年5月18日 (水)

ゴシップ記事を裏読みする02

① 記事の目的を検索する

こうした記事の目的は、話題をつくるためか、
誰かを攻撃したいのか、反応を確かめたいのか、
大きく分けると3点に絞られます。
考えるほどのこともなく、
パターンに応じて検索すれば充分です。
そこに情報発信者の利益も絡まっているはずです。

② 記事の反応を予測する

読んだ人が、どのように受けとめて、
どう行動するか推測してみましょう。
ときにはゴシップ記事が、
スケープ・ゴートの役割を果たすこともあります。
日常の不平不満の矛先を逸らしていないか、
状況とタイミングを厳しくチェックすることです。

③ 記事の影響を計算する

デマゴギーの内容によっては、
商品の売行が急激にダウンしたり、
株価が短期間に乱高下したり、
政局に影響を及ぼしたりします。
デマゴギーの対象だけでなく、
経済全体のコストに関わるケースもあります。
シミュレーションを展開し、数値化してみましょう。

④ 記事の真偽を確認する

仕事や人生に関わるようなときは、
真偽を確かめることも必要です。
富士山が大爆発するという記事を読んで、
静岡県から引っ越した人もいます。
情報源や根拠が明らかでない情報は、
基本的にガセネタと考えたほうが良いでしょう。

「他人の不幸は鴨の味」という言葉もありますが、
ウワサ話に夢中になっていると、
いつの間にかウワサの張本人にされます。
くれぐれも、注意することです。

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2011年5月17日 (火)

ゴシップ記事を裏読みする01

火のないところに煙は立たないはずですが、
実際には火の気がまったくないところでも、
ゴシップやウワサ話は一人歩きを始めます。
芸能週刊誌だけに限らず、
政財界や新企画開発の情報でも、
根も葉もない話が平気で花を開かせます。

こうした流言飛語は、
一般には口コミで広がっていくものですが、
雑誌などの媒体に発表されますと、
デマゴギーの様相を呈してきます。
何らかの意図を持って、
誹謗中傷する印象を与えます。
軽はずみに信用しないほうが賢明でしょう。

ゴシップ記事を掲載する側の論理は、
タテマエでは
読者が求めている情報を提供することですが、
ホンネでは
読者の注目を集めて購買に結びつけたいからです。
人気タレントやオピニオンリーダーの素行だから、
針小棒大にはやし立てると売れるのです。

プライバシーにも関わる問題ですから、
こうした記事は表現に神経を使います。
末尾を伝聞や推測あるいは疑問で終わらせて、
決して断定的な表現を選びません。
ニュースソースは他に存在すると匂わせて、
書いた人の責任をオブラートで包みます。

読者の反応を確かめるために、
あえて未確認情報をリークして、
観測気球を打ち上げることもあります。
好意的に受け入れられたら決行し、
険悪な空気が漂ったら断念するのです。
政財界の参謀は、
意識的にこうした情報を流すこともあります。

メディアに流されたトピックスや、
口コミで小耳に挟んだ情報を、
無前提に事実と思い込まないことです。
少しでも怪しいと感じたら、
発信する人の意図を疑い、
目的を探ることが必要です。
流言に惑わされてから
後悔しても遅すぎます。

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2011年5月16日 (月)

ホンネとタテマエの読み方02

① タテマエは守るべきルールと考えよう

タテマエは、衆目が一致する正論です。
それぞれが一歩譲り合い、
相手の立場を尊重することで、
生きやすくしようとするのです。
お皿に一つだけ残った饅頭を、
よだれを拭いながら、
相手に勧める気持ちです。
欲望のままに食べていたら、
人間関係を壊します。

② 欲求がわかればホンネもわかってくる

相手に饅頭を勧めながらも、
自分が食べたいと思う気持ちがホンネです。
相手のホンネを見抜くには、
何を求め、何によって満足するのか、
相手の欲求の根源を突きとめることです。
欲求といっても金銭や物質とは限りません。
名誉や地位の場合もあります。

③ タテマエに実績を裏付け信用を築こう

タテマエが批判的に捉えられるのは、
ふとしたときの言動が違っていたり、
結果がともなわないからです。
タテマエを具体的な行動に移し、
実績を積み重ねていけば、
間違いなく信用という財産に変わります。
有言実行を心がけることが肝心です。

④ ホンネで語り合える自立精神を養おう

ホンネが成長に繋がるには、
前向きに意欲的な姿勢で、
切磋琢磨することが必要です。
グチや弱音を吐くことは、
たとえホンネで付き合っても、
傷を舐め合う結果にしかなりません。
ホンネの人間関係を築きたいなら、
自分を強く鍛えることが前提です。

人の心を見抜くには、
ホンネを探ることが必要ですが、
見破った後でも付き合うことを考えれば、
行き過ぎは避けたほうが良いでしょう。
バランス感覚の問題です。

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2011年5月15日 (日)

ホンネとタテマエの読み方01

ホンネとは心の底で思っている本心であり、
タテマエとは表向きの方針や原則です。
社会生活を営む人間であれば、
誰もが2つを使い分けていると思いますが、
英語には対応する訳語がないということです。
社会を支えるスタイルや価値観が違うのでしょう。

欧米人が、
日本人は何を考えているのかわからないと、
ときどき口にしますが、
個人主義をベースにした文化と、
共同体をベースにした文化では、
基本的な発想が違うのです。
集団を活かすことで
初めて個人が活かされると、
日本人は考えるのです。

同じ農耕作業でも、
欧米では広い土地を
所有者やその家族が耕します。
日本では、狭い土地や乏しい水路を、
村人が共同で利用して、
収穫物を分け合ったのです。
自分一人だけの利益を主張したら、
爪弾きにされて路頭に迷います。
タテマエは生きる知恵なのです。

最近では、少し風潮も変わってきましたが、
儲かっている会社ほど、
世間のお役に立ちたいと、
公の席では発言したものです。
自分の会社が努力して、
競合他社を制圧したのだから、
贅沢しても罰は当たらないなど、
口が裂けても言いませんでした。

タテマエは、日本人の奥ゆかしさであり、
コミュニケーションを円滑にする潤滑剤なのです。
ホンネで語ろうと促す人ほど、
ホンネをぶつけられると、
うろたえたり、怒りだすのです。
ホンネで付き合うためには、
お互いに自立した精神を養うことが必要です。

その一方で、人間が決断するときは、
ホンネに基づいて行動します。
会社を辞めるときや、新しい企画を考えるときは、
タテマエでは勝負しません。
ホンネとタテマエの機能と役割を踏まえ、
上手に活用することが、
自己実現に繋がるということです。

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2011年5月14日 (土)

深層心理を探るポイント02

① しぐさや態度をチェックしよう

嫌悪を感じたときに手で振り払ったり、
うつむいて口数が少なくなったり、
本人が意識していなくとも、
身体が反応することがあります。
おとなしい部下が、急に反抗的になったら、
疲れているというシグナルかも知れません。

② 表情の小さな変化を見逃さない

「目は口ほどにものを言う」といわれますが、
意識だけでなく無意識も、表情となって訴えます。
口元がピクピクと震えたり、
眉間にシワを寄せるのは、
思っていることを言葉にできないからとは限りません。
無意識のうちに表情が曇ることがあります。

③ 深層心理が価値基準に影響する

頭の中ではわかっていても、
心が納得できないことは、
私たちの生活でも日常茶飯事に表れます。
ていねいに説明されて、
そうしなければいけないと思いながら、
どうしても頷けないのです。
心の奥の奥のほうで、
拒み続ける声が聞こえるのです。

④ 自分の深層心理と上手に付き合う

自分自身との付き合いは、
他の誰よりも長いわけですから、
どのような形で深層心理が表れるのか、
ある程度はわかっているでしょう。
そうした場を避けたり、
感情をセーブしたり、
逆に上手に伝えたり、
うまく付き合っていくことが肝心です。

意識を読むのさえタイヘンなのに、
無意識を読むことは、
そう簡単なことではありません。
それだけに、心をくばり相手を理解すれば、
コミュニケーションが築けます。

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2011年5月13日 (金)

深層心理を探るポイント01

深層心理とは、
意識に表れない無意識のことです。
元々はフロイトの
精神分析で用いられていた概念であり、
無意識が潜在的に意識をコントロールし、
人間の行動や判断を決定するというものです。
本人が記憶の片隅に追いやった
体験があるということです。

たとえば、幼児のとき見たり聞いたりしたことが、
鮮烈な印象として焼き付けられたまま、
意識の表層では忘れられていたり、
精神の形成期に受けた強い衝撃が、
感性の柔らかい部分に傷跡として残っていたりするのです。
本人は自覚していません。

こうした深層心理が言動として表れるのは、
何かに対する病的なほどの執着や、
エキセントリックな感情の爆発ですから、
理性的に対応できないのが普通です。
精神科医であれば心理療法を施せますが、
私たちにはどうすることもできません。

日常生活に支障を来さない範囲で、
誰もが深層心理の影響を受けているのですから、
その人の個性と割り切って、
上手に付き合ったほうが賢明でしょう。
相手の逆鱗に触れる言動は、
慎むのが大人の態度というものです。
そこでディベートしても始まりません。

深く付き合う相手ほど、
日頃の言動を注意深く観察して、
反応するキーワードを確かめておきましょう。
徹底的に向かい合うのでなければ、
そこは聖域として侵さないのがルールです。
心の傷口に塩を擦り込んでも、
得られるものは何もありません。

出身地や家族構成など、生まれ育った環境も、
深層心理を形づくる要素です。
どんなに小さな社会でも、
そこで与えられた役割に、
適応しようとするのが人間です。
無意識のうちに、求められる人物を演じます。
そこにストレスやプレッシャーが生まれます。

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2011年5月12日 (木)

組織の力学を読みとろう02

① 誰が実権を握っているのか

代表取締役会長と代表取締役社長とは、
何れも代表権を持った経営者です。
たとえ実の親子であろうとも、
人格が違えば、経営方針も異なります。
実際のパワー・バランスを冷静に判断して、
将来的に人事権を握る最高権力者を見極めましょう。

② 筆頭株主を調査しておこう

株式会社の経営者は、
株主総会で指名されます。
上場していない会社でも、
株式会社には必ず複数の株主がいて、
それぞれ持ち株数が違います。
筆頭株主および上位の株主を調べておけば、
いざというとき発言力が強いのは、
どこの誰なのか特定できます。

③ 権力へのパイプをたどろう

組織の実権を握る人がわかれば、
出身地や出身校、
社内での経歴などを手がかりに、
権力の中枢までの人脈図をつくってみましょう。
権力を支えていくためには、
実現する組織が必要になります。
ポイントごとに
パイプの入口は開かれているはずです。

④ 会社を外側から捉え直そう

会社の内側にいると、
客観的な判断を下せなくなります。
取引先の担当者や
金融機関の窓口の声に耳を傾け、
リファレンスや情報を丹念に調べて、
会社を冷静な目で評価することです。
その結果、立派な会社であっても、
自分に向かないとわかることもあります。

『枕草子』の昔から、
宮仕えはツラいものと、
相場が決まっているのです。
苦い思いを噛みしめるのが
組織人の宿命と腹を決め、
心で泣いても顔は笑って頑張りましょう。

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2011年5月11日 (水)

組織の力学を読みとろう01

人事異動の季節を迎えると、
どこの会社でも
悲喜こもごもな情景が繰り広げられます。
周囲から高く評価されていた人が、
左遷としか思えないような辞令を受けたり、
お茶坊主と陰口を叩かれていた人が、
異例の抜擢を受け小躍りしたりするのです。

大きな会社ほど、こうした傾向が強いようです。
学閥などの派閥人事が幅を利かせ、
優秀な人材が煮え湯を飲まされています。
それだけ会社に余力があり、
社員数も多いということでしょう。
小さな会社は小さな会社で、
同族意識の強い組織が目立ちます。

国際的な組織の再編成という危機に見舞われ、
企業論理が革新され能力主義に移行するのは、
果たして本当に実現することなのでしょうか。
実際の企業の栄枯盛衰を追ってみると、
人事に対する価値基準は倒産するまで揺るぎません。
リクツで人事は動かせません。

経営トップにしてみれば、
会社はあくまで所有物です。
私有財産をどのように処分しようとも、
他人の指図は受けないと考えます。
経営トップやオーナーでなくとも、
経営の中枢に近付くに連れて、
肩書なりの所有権を主張しがちなのです。

善し悪しは別として、
こうした構図を理解しておかないと、
組織社会で勝ち残ることはできません。
会社に三行半を叩きつけ、
自分で事業を起こすのか、
それとも組織の力学を活用して、
イニシアティブを握るのか、
それは自分自身で決断を下すことです。

40代や50代になってから後悔しないためにも、
組織の力学を踏まえて自分の将来を読みましょう。
独立開業する選択肢だけでなく、
転職して新天地を求めたほうが、
可能性が開けるかも知れません。
今の場所で頑張ることが、
ベストということもあります。

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2011年5月10日 (火)

政治や経済の動きを読もう02

① 日本の政治を読む

イニシアティブを握る政党と
官僚の意思をチェックして、
どのようなビジョンを描いているか確かめましょう。
地方政治でも、
知事や大都市の市長たちの構想が、
自分たちの生活とどう関わるのか考えましょう。
自分にとって暮らしやすい国をつくりましょう。

② 日本の経済を読む

産業構造や市場の変化をデータで捉え、
財界のリーダーたちが向かう針路を、
こまめに情報収集することが前提です。
新商品の開発や企業グループの再編成の動きも、
シッカリと頭の中に入れておきましょう。
自分の仕事との関わりの中で捉えましょう。

③ 世界の政治を読む

歴史的、民族的、宗教的な背景を理解して、
それぞれの国のパワー・バランスを計算することです。
ユーロー圏とアセアン諸国のように、
グループ化する方法もありますが、
独立した国家には固有な価値観があり、
総体として捉えるには無理があります。

④ 世界の経済を読む

多国籍企業の戦略と
アジア・アフリカ諸国の革新が、
世界経済の流れを決める重要なポイントでしょう。
有限の資源をどのように活かすのか、
通信や情報のシステムをどう整えるか、
エコロジーをどう捉えるのか、
いくつかのキーワードを掘り下げましょう。

政治や経済の動向を読むことは、
仕事でイニシアティブを握るために、
必要不可欠なテーマと考えましょう。
他人事と考えていたら、
取り残されてしまいます。

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2011年5月 9日 (月)

政治や経済の動きを読もう01

ひと昔前ならば、
アメリカがくしゃみをすれば、
日本が風邪をひきました。
1960年に結ばれた日米安全保障条約により、
日本は経済大国への道を邁進すると同時に、
アメリカの極東戦略の前線基地と位置付けられました。
泣いた人も笑った人もいます。

日米安全保障条約をどのように評価するのか、
置かれた立場や状況によって
一言では語れないでしょう。
しかし、こうした政治的決断が、
日常生活に影響を及ぼしていることには、
誰も異論を唱えないでしょう。
私たち日本人の問題であることは確かです。

TVニュースや新聞報道で、
国会での質疑応答の記事に接しても、
自分に関わりのある問題と思えず、
他人事として見過ごしてしまいがちです。
力の論理だけで
離合集散を繰り返す政党政治や、
私利私欲にまみれた政財界の癒着に、
嫌気がさすのも事実です。

それでもなお、
私たちは政治を見つめていかなければなりません。
国政レベルだけでなく、
県政や市政の政治的判断に、
YesなのかNoなのか、
旗幟鮮明に掲げることが必要です。
日本という国に住む当事者として、
政治の動きに関心を持ちましょう。

政治の流れを追うことは、
経済の流れを掴むことです。
公共事業の大幅な修正予算が組まれたら、
建築や土木関連企業の株価が一挙に上がり、
景気が上向きに推移するかも知れません。
焼け石に水で終わる可能性もあります。
どう読むのかがポイントです。

東西冷戦の時代は終わり、
バランス・コントロールの難しい国際情勢の中で、
政治と経済の動きを把握するには、
ますます複雑な要素が絡み合っています。
自分のポジションをどこに移せば最適か、
さまざまなシミュレーションを展開してみましょう。

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2011年5月 8日 (日)

マルチメディアを覗いてみよう02

① プロバイダーの情報を読む

ニフティやソネットなどのプロバイダーと接続して、
さまざまな情報を覗いてみましょう。
文字情報からだけでも、考えるヒントは探せます。
Eメールを使えば、
仲間同士のコミュニケーションは深まり、
いつでも気軽にアクセスできます。

② インターネットに接続する

どこかのプロバイダーと契約していれば、
TCP/IPというプロトコル(通信規約)を守ることで、
すぐにインターネットは利用できます。
wwwによる情報提供や情報交換から始めれば、
世界150国の人とアクセスできます。

③ 映像や音声を読む勘どころ

自宅のパソコンを活用すれば、
映画館やコンサートホールに出かけなくとも、
映像や音楽を楽しめるようになりました。
ミキシングする前に、良い音楽をたくさん聴いて、
良い映画をたくさん見て、
レベルを判断するだけの力を養いましょう。

④ 表現を総合的に捉えよう

ツールばかり進化しても、
使いこなす側の私たちが、
表現を理解できなければ始まりません。
本から得られる知識や情報だけでなく、
映画・演劇・音楽・舞踊など、
さまざまな表現とコミュニケーションに触れて、
トータルな能力を向上させましょう。

パソコンは好き嫌いではなく、
使わざるを得ない道具になりました。
ワープロや表計算の簡単なソフトから入り、
知的生産ツールとして、
使えるようにしておきましょう。

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2011年5月 7日 (土)

マルチメディアを覗いてみよう01

マルチメディアとは、
アニメーションやビデオ映像を初めとして、
静止映像、音声、文字など複数のメディアを、
デジタル・データに変換して、
コンピュータ上で一括処理し、
複合的に組み合わせることのできるシステムです。

わかりやすく言えば、
自宅のパソコンで映像フィルムを編集できることであり、
情報を立体的に構築して提供できることです。
実用化に向けて、
さまざまなパフォーマンスが展開されていますが、
著作権やコストの問題などの
課題も多く残されています。

表現手段や情報発信の方法が、
このように多様化される時代では、
私たちが読むのは本とは限らなくなっています。
実際に、パソコンで仕事を進めるには、
辞書も事典もCDロムのほうが便利です。
カー・ナビゲーションも、
この応用と考えて良いでしょう。

従来のメディアと異なり、
双方向であることも特長ですが、
そうなると、
書き手と読み手の境界線はなくなります。
インターネットで
現実に引き起こされている数々の問題が、
さらに複合的なトラブルに発展する
可能性は大きいでしょう。

たとえば、表現の自由と
プライバシーと知的財産権のテリトリーは、
それぞれ微妙な緊張関係で保たれていますが、
一歩間違えるとメディアの混乱に繋がる状況です。
書くことの責任範囲と読むことの責任範囲が、
匿名性により崩れ去る恐れがあります。

マルチメディアへ向かう加速度的な時代の推移は、
真正面から受けとめなければなりませんが、
それと同時に
活用のルールを築きあげていかなければ、
読む立場としては迷惑を被る結果になりかねません。
クレーバーに、状況を見守りましょう。

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2011年5月 6日 (金)

ビジュアルな表現を読もう02

① 写真は一瞬を理解する

スペイン戦争の報道写真で
一躍伝説となったロバート・キャパは、
ノルマンディ上陸作戦の一瞬をフィルムに焼き付け、
その名を不動のものとしました。
報道写真に限らず、
写真は一瞬に生命の輝きを封じ込め、
すべてを語り尽くしてしまいます。

② 印刷技術をチェックする

印刷インクはマゼンタ(紅)、シアン(青)、
イエロー(黄)、スミ(黒)の4色を混ぜ合わせ、
ほとんどの色を表現できます。
メーカーによっても色相は微妙に違いますから、
原画を見る目を養って、
忠実なレプリカであることを、確かめましょう。

③ 個展や作品展を覗こう

本の装幀やイラストを描いているデザイナーは、
多方面で活躍しています。
個展や作品展をチェックして、
こまめに足を運んでみましょう。
デザイナーの思想やポリシーがわかれば、
本を選ぶときの楽しみが一層増します。
インターネットも覗いてみましょう。

④ 図表やグラフを読むコツ

図表やグラフは、
文章をフォローするためのものです。
グラデーションなど技術を駆使しても、
テキストを理解する役に立たなければ、
図表やグラフの意味はないのです。
どんなに凝っていても、煩わしく感じられたら、
評価できないものと考えましょう。

ビジュアルを理解するのは、
基本的に感性です。
後でリクツをつけても、
どんどん本質から離れます。
感性を磨くためには、
本物に触れる機会を増やすのが一番です。

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2011年5月 5日 (木)

ビジュアルな表現を読もう01

本という媒体は、
文字による表現を伝えるだけでなく、
写真や絵画から図版やグラフまで、
ビジュアルな表現を的確に伝えます。
写真集や画集としても
数多く刊行されていますが、
文字と組み合わせて
使われるケースもたくさんあります。

日本の写真は、
1857年に上野彦馬が薩摩藩主・島津斉彬を、
銀板写真で撮影したのが最初と伝えられています。
20世紀に入ってから、
日本工房を設立した名取洋之助の影響を受けて、
木村伊兵衛や土門拳らの写真家が活躍しました。

絵画そのものは独自の歴史を持っており、
印刷技術の発達により
画集を刊行できるようになったのですが、
最初から出版を意図したものが、
文中に掲載されたイラストレーションや挿絵です。
この分野でのパイオニアは、
竹久夢二や岩田専太郎などです。

図形やグラフについては、
出版社や印刷会社の現場で、
試行錯誤しながらつくられているのが現状です。
最近では、ブックデザインやレイアウトの
専門デザイナーも登場していますが、
この分野でのビジュアルに対する評価は
未だ確立されていないようです。

文字を読むときは、
目で追う時間や考える時間が必要ですから、
読み手が判断する余裕が残されていますが、
ビジュアル表現はダイレクトであり、
イマジネーションに直接訴えます。
それだけに、読み方を誤ると、
後からの修正がきかなくなるのです。

私たちが本を買うときにも、
最初に目に飛び込むのは、
カラー印刷された装幀です。
装幀に魅力がない本は、
手に取ろうともせず、通り過ぎてしまいます。
どれだけのイメージを伝えているのか、
読む側としてもチェックすることが必要です。

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2011年5月 4日 (水)

リファレンスの限界を知る02

① 机の上に常備しよう

国語事典と漢和辞典と英和辞典の三種類は、
必ず机上に備えておきましょう。
できれば百科事典や用語事典も、
すぐ取り出せる書棚に揃えておきたいものです。
本を読みながら疑問を感じたら、
軽い気持ちで辞書や事典をコキ使いましょう。

② 自分の判断で読もう

辞書や事典に記載されている項目は、
客観的事実から外れていませんが、
微妙に主観を展開しています。
どのくらいスペースを割いているか、
項目そのものを採り上げているか、
リファレンスを編纂した
執筆者の意図によるものです。

③ 最新情報は求めない

できるだけ正しい情報を
提供する姿勢で編纂されていますから、
評価が定まらず流動的な項目に対しては、
採用が見送られるのが普通です。
雑誌などで見つけた最新用語は、
辞書や事典を調べても、
本来の用例しか記載されていません。

④ 情報源を追いかける

リファレンスを調べて、もの足りないと感じたら、
情報源になる基礎文献を調べましょう。
そのようなときこそ、
大いに図書館を活用したいものです。
多少手強く感じるかも知れませんが、
知識の源泉に触れるような感動を覚えます。

辞書や事典は有り難いものです。
ときには先人の苦労に思いを馳せて、
一つひとつの言葉を大事に扱いましょう。

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2011年5月 3日 (火)

リファレンスの限界を知る01

文章を読むときも書くときも、
辞書や事典などのリファレンスは、
とても便利で重宝します。
わからない言葉を見つけると、
すぐに辞書のお世話になります。
言葉の意味では不充分だと、
百科事典で調べます。
新しい言葉なら、現代用語事典です。

普通の本を読んでいるときより、
リファレンスに書かれてあることは、
間違いないと思いがちですが、
実はここが落とし穴なのです。
辞書にも事典にも、
それぞれの執筆者が存在し、
一人ひとりの主張や
全体の編集方針があります。

大槻文彦の『言海』や
新村出の『広辞苑』など、
1冊の辞書を編纂する努力は
筆舌に尽くせるものでなく、
その事業の持つ意味は
決して軽々に論じられるものではありません。
下中弥三郎が道を開いた
百科事典の編纂にしても、
一朝一夕には語れない事業です。

それだけに、
リファレンスの限界をわきまえて、
有効に活用することが求められるのです。
幾多の参考文献をひもとき、
できるだけ客観的な記述を心がけながら、
与えられた紙幅の範囲もあり、
執筆者の判断により項目は完成します。
それが精一杯なのです。

辞書や事典を引くときは、
その距離感を確かめて、
過不足を自分で調整することです。
専門的な分野であれば、
リファレンスでは追いつかず、
基礎文献を集めるしかありません。
だからといってリファレンスが無用でなく、
パイロットとしての役割を果たします。

私たちが普通に本を読むときには、
一般的なリファレンスで充分に間に合います。
辞書や事典を引けば、
すぐに納得してしまいます。
だからこそ、リファレンスを100%正しいと、
思い込まないことが必要なのです。
フラットな目で読むことです。

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2011年5月 2日 (月)

情報やデータの正しい読み方02

① データの背景を読もう

数値として表されるまでの、
データの計算式やサンプルなど、
基本となる要素を調べましょう。
POSデータで売上実績を追いかけても、
陳列されていない商品は、
データとして計算されないのです。
そうした事実を踏まえて、
データを読みとることです。

② 何を根拠にしているか

情報やデータが形づくられるには、
ベースになる枠組みが必ずあります。
たとえば日本の人口は、
国勢調査がデータベースになっています。
そこで調査対象から漏れていたら、
日本の人口にカウントされないのです。
根拠に対する信頼性を問うことです。

③ 情報発信の目的を探る

何のために情報を発信しているのか、
その目的を理解したうえで、
発信者の欲求を満たすことです。
情報の上澄みだけを手に入れても、
実際の役には立ちません。
どのように加工すべきか、
発信者とコンタクトして、
相手の立場を尊重しましょう。

④ 問題意識を絞り込もう

自分が興味を抱いていることは、
キーワードが情報アンテナに着信し、
大きなヒントへと育ちます。
他の人なら聞き逃すような情報でも、
関心を持っている人にはキャッチできます。
問題意識をセグメントして、
周囲に耳を傾けましょう。

情報やデータは、
使う人の欲望や野心によって、
危険な牙を剥くことがあります。
一人歩きさせないためには、
目的意識をシッカリ持つことです。

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2011年5月 1日 (日)

情報やデータの正しい読み方01

ビジネスの現場では、
あらゆる情報が飛び交います。
どれが正しく、どれが誤っているのか、
そして、どの情報に値打ちがあるのか、
取捨選択を間違えたら命取りです。
相手を説得するときも、
情報やデータは強い武器にもなりますが、
落とし穴にもなります。

私たちが目にしたり耳にするのは、
アウトプットされた情報です。
アウトプットされる前提として、
誰かが情報ソースをインプット。
重要なのは、
インプットされた時点での信頼性です。

5W1Hに基づいて、
一つひとつチェックしていかなければなりませんが、
とりわけ誰が情報の出どころかは、
情報の信憑性を決定的なものにします。
人事異動のウワサが流れても、
責任ある立場からの発言か、
酒の席での流言なのか、
まったく確度は違います。

データを調べるときでも、
政府機関の調査なのか、
民間レベルで実施したのか、
それとも個人の作業なのか、
それぞれ信用は異なります。
政府機関の調査が
絶対に正しいということでなく、
それだけの経費と時間を
費やしているということです。

政府機関でも民間でも、
どのような立場でインプットして、
何を狙ってアウトプットしているのか、
そこを見極めなければ、
情報やデータに振り回されるだけです。
一番わかりやすいのは、
情報発信者の利益を考えることです。
目的が明らかなら対処できます。

情報そのものに金銭を支払うとき以外は、
情報には発信する目的があると考えて、
お互いの利幅のバランスをとることです。
自分だけが儲かる話と錯覚したら、
間違いなくターゲットにされます。
そんなにうまい話は、
転がっていないのです。

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