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2011年4月26日 (火)

ものごとを立体的に捉える02

① ベースになる情報は信じられるか

文章の前提になる情報に、
どれだけ信頼をおけるのか、
極めて重要な意味を持ちます。
間違った前提から導かれる論証は、
どれだけ精緻に組み立てられても、
正しい結論には至りません。
斬新なテーマであるほど、
眉に唾をつけてから読むことです。

② データや資料の数値は正確なのか

科学的根拠のある推論でも、
確率が50%なのか5%なのかでは、
問題の大きさが違います。
針小棒大にデータを扱えば、
読者を煙に巻けますが、
すぐにお里が知れてしまいます。
データや資料の扱い方に根拠がない本は、
文章からも説得力を感じません。

③ 文章展開の筋道は通っているのか

最初に書かれてある主張と、
最後に力説している主張が、
途中のプロセスで説明もなく、
いきなり逆転している本があります。
読み手の力量の問題もあるでしょうが、
基本的なところで
論理が飛躍する本は信用できません。
読者としては、振り回される気分です。

④ 書き手の価値観に納得できるのか

社会規範に反せず人権を侵害しなければ、
表現の自由は保障されていますから、
さまざまな価値観に基づいた
出版物が刊行されています。
自分にとって納得できない本も、
数多く書店に陳列されていると考えましょう。
価値観の距離をきちんと測ることです。

有名な著者だから、
名の知れた出版社だから、
無前提に正しいと考えるのではなく、
自分の目で
値打ちを確かめることが大事です。
無名でも掘り出し物はあるのです。

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