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2011年4月 4日 (月)

歴史小説を読むポイント02

① 歴史的事実を知る

12世紀の終わりに鎌倉幕府が成立し、
貴族社会が崩落したなど、
歴史的事実を知らなければ、
感情移入できません。
中学校の教科書に書かれている程度、
基本的な流れをサラッと勉強しておきましょう。
格段におもしろくなります。

② 時代背景を捉える

それぞれの時代の風俗や習慣を踏まえて、
人々が共有する価値観を理解しましょう。
私たちの時代のモノサシで、
登場人物の行動を測らないことです。
東京から大阪まで
新幹線や飛行機で移動する感覚で、
東海道をたどらないことが肝心です。

③ 関係図を整理する

登場する人物の置かれた状況や、
それぞれの利害関係を整理して、
客観的な関係図を描きましょう。
一つひとつの歴史的必然が納得できるのも、
関係の構図に説得力があるからです。
人間の行動は恣意的でなく、
唯一の選択とわかります。

④ 心理描写を考える

時代の波に呑み込まれそうな状況で、
個々の人間が自らの立場を貫き通し、
課せられた歴史的役割を果たします。
そのときに、何を思い、何を考えたのか、
登場人物の気持ちになって、
泣いたり笑ったりしましょう。
本気でのめり込むほど、血になり肉になります。

歴史小説のシチュエーションは、
人生や仕事の追体験を可能にして、
イマジネーションをふくらませます。
読み終わった後に、
視野の広がりを実感します。

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