« ものごとを立体的に捉える02 | トップページ | レベルを判断する基準を持つ02 »

2011年4月27日 (水)

レベルを判断する基準を持つ01

自分にとって読みやすい本が、
レベルの高い本とは限りません。
読みやすい本から
読書生活をスタートさせるにしても、
やはりレベルの高い本を
読みこなせるようになり、
人生や仕事で実力を
身に付けたいのがホンネです。
レベルアップを図りたいのです。

基本的には、たくさんの本を読んで、
表現形式の多様さを理解して、
ボキャブラリーを豊かにし、
読解能力を高めることが大切です。
古典や名著として評価を得ている本は、
長い風雪に堪えて生き残った本ですから、
判断基準として考えるには最適です。

その一方で、古典や名著は
読者ニーズが薄くなり、
新しい翻訳書が登場しない問題があります。
『源氏物語』を読むにも、
校注本より現代語訳されたもののほうが読みやすく、
与謝野晶子や谷崎潤一郎の訳より、
瀬戸内寂聴の新訳のほうが人気があります。

名著と呼ばれるものの多くは、
昭和初期に翻訳されたまま、
新訳が登場していないため、
言葉がゴツゴツしていて、
私たちの感性には馴染みません。
そうしたハードルを乗り越えて、
エッセンスを吸収することも、
本を読む楽しみと考えることです。

新しく刊行されてくる本は、
わかりやすさが一番大事です。
難しいことを、難しいままで表現するのは、
著者の怠慢と思われても仕方ありません。
難しい内容を、
どれだけ噛み砕いて伝えられるか、
それが本に付加価値を与えると、
書き手は早く気づくべきです。

そのうえで、
どれだけオリジナリティがあるのか、
そこをきちんと読みとりましょう。
少しくらい文章が下手でも、
独自の発想と展開がある本は、
レベルが高いと判断できます。
新しい理論や形式に対しては、
積極的にアプローチしたいものです。

|

« ものごとを立体的に捉える02 | トップページ | レベルを判断する基準を持つ02 »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.f.cocolog-nifty.com/t/trackback/99210/38995005

この記事へのトラックバック一覧です: レベルを判断する基準を持つ01:

« ものごとを立体的に捉える02 | トップページ | レベルを判断する基準を持つ02 »