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2011年4月17日 (日)

著者の系統で追いかける01

どのような本にも、
それを書いた著者がいます。
組織や団体の名であっても、
内部で意見が調整され、
執筆者が実際に文章を綴り、
一人の著者と同じように機能します。
連続した表現の主体であり、
情報発信のベースとして、
捉えられるという点では同じです。

提示するテーマやジャンルが異なっても、
著者は独自の視点とノウハウを持ち、
自己表現のスタイルも確立されています。
主張する意見に筋が通っているのは、
同じ価値観から
ものを見たり考えたりしているからです。
読者の著者に対する信頼が生まれます。

著者の人生に衝撃が走れば、
価値観が180度転換することも、
決して珍しくはありません。
私たちの人生でも、
会社に雇われていたときと、
独立して会社を経営したときでは、
仕事に対する考え方は、
まったく違ったものになります。
同じ人の考え方と思えません。

だからといって、
どちらかがウソというわけでもありません。
それぞれに、そのときは真実だったのです。
どのように評価するのかは第三者の問題と、
割り切らなければ生きていくことはできません。
著者と著作物の関係も、
同じように理解することです。

ものの見方考え方や文体が気になる著者は、
しばらく追いかけてみるのも良いでしょう。
文学者や芸術家の実人生と作品は、
微妙に揺れながら影響を及ぼされ、
お互いに深く関わり合っています。
実際に付き合うような感覚で、
著者を追えば理解できるでしょう。

中途半端に追いかけるなら、
著者に対する判断は下さないほうが賢明です。
50冊の著作のうち、たまたま読んだ数冊で
著者全体を捉えるのは、
情報不足で危険と考えましょう。
基本的には1冊の著作物として判断し、
追いかけるなら徹底的に読み尽くすことです。

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