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2011年4月11日 (月)

思想哲学を読むポイント01

思想というと
「東洋思想」をイメージし、
哲学というと
「西洋哲学」を思い浮かべます。
何れにしても頭の痛くなるような
難しい文章で綴られ、
仕事にも人生にも関わらない
種類の本と考えられています。
大学の研究室だけで
読まれている印象です。

実際に、本屋さんでコーナーを覗くと、
四字熟語のオンパレードです。
『純粋理性批判』『存在と時間』『存在と無』
『論語』『中庸』『孫子』など、
手に取る前に万歳したくなるタイトルです。
ページを開くと、
漢字の隙間にひらがなが、
わずかに残されています。

翻訳や用語の問題もあるのでしょうが、
確かに思想書や哲学書は、
馴染みにくいジャンルです。
難しければ難しいほど
値打ちがあるような雰囲気を、
送り手も意識しているような。
選び抜かれた読者だけが手にする本と、
割り切っているのでしょうか。

哲学書や思想書の基本的なコンセプトは、
自分の存在と世界を明らかにすることです。
思考する人の立脚点や
価値観によっても違いますし、
世界を捉える方法論や
視座によっても異なります。
著者の内部で体系化されていることが、
千差万別に表されているのです。

そのうえ、思想や哲学を支えるものは、
思考に対する絶対的信頼です。
自分自身の世界を形づくるために、
誰も聞いたことのない言葉を生み出し、
独自の論法で定義付けようと試みます。
双方向のコミュニケーションに慣れた私たちには、
強靱な壁に思えます。

しかし、こうした思考のパラダイムが、
さまざまな発想に影響を及ぼし、
私たちの意識を決定しているのも確かです。
思想書や哲学書を噛み砕き、
平易に説かれたものに、
私たちは感動しているのです。
ときには原典に触れ、
自分の感性で確かめましょう。

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