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2009年10月31日 (土)

経営意思は現場へ伝えられているか01

経営意思を営業現場へ伝えるのは、
それほど簡単なことではありません。
顧客や取引先も
アウトプットされた商品やサービスには
すぐ気づきますが、
経営意思が組織に浸透しているか否かは
目に見えない意識の問題ですから、
なかなか理解することはできないのです。

三菱自動車のリコール隠しが
メディアを賑わしましたが、
90年代の初めにはパジェロが一世を風靡し、
トヨタ、日産に次ぐ業界三位に躍り出た企業です。
顧客や取引先は、
三菱のブランドを強く信じていたでしょう。

V字回復を遂げた日産自動車も、
カルロス・ゴーンが
久し振りにハンドルを握る経営トップと聞けば、
長期的に低迷した理由も
わかるような気がします。
それに対して
業界のトップを独走するトヨタは、
経営意思を浸透させることでは
昔も今も筋金入りです。

奥田会長が「トヨタの社員は金太郎飴で、
どこを切っても自動車屋」と語る背景には、
経営トップが生産現場に足を踏み入れるのを
当たり前とする社風があります。
全世界に26万人の従業員を抱える
大企業に成長しても、
トヨタは良い意味での
中小企業の発想を持ち続けているのです。

2001年に発表された『トヨタウエイ』の柱は、
人間尊重と知恵と改善ですが、
これは創業以来貫かれている基本方針と共に、
1950年の労働争議で大量の解雇者を出した
反省を踏まえた願いです。

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