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2009年2月16日 (月)

情報トランスレーションの提唱01

今まで話してきたことをまとめますと、
IT革命の本質は
個人の自立を要請するものであり、
護送船団のパラダイムが
通用しなくなったことが前提となります。
18世紀にイギリスから敷衍した産業革命以来、
人々は利便性と経済的繁栄を
一途に求めてきましたが、
そうした価値基準だけでは
人の心を動かせなくなっています。

企業からユーザーや取引先へ
送られるメッセージも、
従来の実績や経験の延長線上に
コンテンツを作成しても
届かなくなってきています。
個々のライフスタイルが、根本的なところで
急速に変化しているからです。

それと同時に、
あらゆる分野でテクノロジーが細分化され、
事業メソッドが専門化してきています。
早い話、家電製品が故障したからといって、
素人が修理できる時代ではないのです。
ヘタをすると専門店の手に負えないかもしれません。

日本人なら
肌身に染み付いているはずの情緒的な感覚すら、
世代間で簡単に共有できなくなっているのも事実です。
モラルハザードを嘆く人は多いでしょうが、
背景となる価値体系に説得力が失われているから、
言葉が宙に浮いてカラ回りしているのです。

こうした時代に、
ラディカルな問題を
解決せず新規開拓に走っても、
なかなか成果があがらないのは
言うまでもありません。
企業のアイデンティティを掘り下げて、
コア・コンピタンスを絞り込み、
企業カルチャーを浸透することの必要性は、
繰り返し申しあげてきた通りです。
個人のライフスタイルに
影響を及ぼすコンテンツが求められています。

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