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2009年1月29日 (木)

価格競争で勝ち残れる企業はない03

出版業界が不振に喘いでいる中で、
ブックオフの躍進が
提示した問題は小さくありませんが、
新刊書籍が売れなければ、
仕入が発生しないという
パラドックスに陥ることも確かです。
これはブックオフに限らず、
リサイクル業界に共通したテーマです。

つまり、中古品の仕入値は
所有者の消費というプロセスを経て
価値を減じているのですから、
最初の消費という行為が生まれなければ
仕入が成立しないというわけです。
中古品に対する心理的抵抗が小さくなるほど、
ユーザーは最初から
リサイクルショップを目指します。
その結果、本来のマーケットは
衰退していかざるを得ません。

だからといって、
最初から中古市場に対抗できる価格設定は、
企業の収益を食い潰す結果を招くだけです。
資源の有効活用という前提を踏まえながら、
上手に棲み分けていかないと、
業界全体の活力を損ないかねません。

重要なのは、こうした経営活動を展開し、
いかに適正利益を確保するかです。
ディスカウントストアであれば、
価値観の多様化に対応した
アイテムの開発が問われます。
リサイクルショップであれば、
安定した商品供給を
継続的に図らねばなりません。
そのうえで、
取引先も含めて利益を確保できなければ、
企業の繁栄と発展は約束されません。

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