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2008年12月27日 (土)

ユーザーの24時間を丹念に拾い出す02

過渡的現象としては、
個人生活の防御が優先されますから、
消費が抑制され、
利回りの良い
金融商品への関心が高くなります。
その一方で射幸心が強くなり、
公営ギャンブルや宝くじ、
ネットワーク・ビジネスなど、
一攫千金を夢見る人も増えるでしょう。

勤勉な日本人が消えてしまったのではなく、
努力の対象が霞んできたのです。
経済大国に猪突猛進する途中で
犠牲にしてきたものも、
具体的な社会問題として浮き彫りにされ、
一人ひとりが自信を失いかけているのも事実です。

長い間、組織と個人が一体になり、
組織の価値基準に従うことで
幸福を感じてきたのですから、
いきなり自立を迫られても、
とまどうのは当たり前です。
企業にしてみても、
昨日まで通用した方法論が、
夜が明けたとたんに
反故にされるようなものですから、
どのようにアプローチすべきか迷ってしまいます。

 ”癒しとやすらぎ”というパスワードが注目されたのも、
時代の流れと個人の対応のスピードに
ズレが生じているからです。
変化に振り落とされないために、
人々は刹那的なヒーリングにすがります。
崩れそうな態勢を瞬時に立て直そうと試みます。

ひと昔前なら居酒屋や赤ちょうちんで
解消していたストレスに、
個々人がそれぞれの方法で
対処しているのです。
それだけでも、
人々の意識に大きな変化が訪れていることを、
私たちは見逃してはなりません。
一人ひとりが自分の悩みを抱え込み始めています。

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