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2008年12月21日 (日)

商品やサービスの機能と効用を引き出す03

時代の流れと価値観を踏まえたうえで、
ストックを再評価することです。
売れない原因を徹底的に分析し、
商品やサービスの可能性を探りましょう。
デザインやカラーをリニュアルすれば、
受け入れられる商品もあるでしょう。
ネーミングひとつで
売れ筋が変わったケースも数多くあります。
ターゲットそのものを大胆に切り替える手もあります。

問い直してみなければならないのは、
企業が生み出した商品やサービスの機能と効用を、
どれだけ多くのスタッフが知っているかです。
企画開発の背景も理解できずに、
売上だけを求めてプロモーションを展開しても、
ユーザーや取引先を納得させられません。

そのうえで、あらゆる階層から意見を募り、
従来のポジションを崩すことが大切です。
食器を洗うのに使われていたタワシを、
足裏を刺激する健康器具として捉えるようなフレキシビリティが、
商品やサービスの潜在能力を最大限に引き出します。

これは、苛烈を極める流通業界でも、同じことが言えます。
百貨店がスーパーに追い抜かれ、
スーパーがコンビニに追い落とされた最大の原因は、
コミュニティスペースとしての価値を失ったからです。
販売価格や売場面積にこだわっているうちは、
コンビニに集まるユーザーを取り戻せないどころか、
インターネットに奪われてしまうでしょう。

どうして自分の店に、お客さまは足を運んでくれるのか? 
こうした問いに応えようとしなければ、
シャッターを降ろすしか道は残っていないのです。
陳列した商品の内容やロットも大切ですが、
小売業にとって一番の売り物は、店という場の空気です。
人が集まるような雰囲気が漂っていなければ、
閑古鳥が鳴く日は近いということです。

商品やサービスが売れないデータを、
機械的に処理しないことが肝心です。
せっかく生み出した命なのですから、
真正面から向かい合い、とことん見極めてください。
廃棄するという結論は、
それから下しても遅くはないのです。

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