« 経営ビジョンがモチベーションを刺激する01 | トップページ | 経営ビジョンがモチベーションを刺激する03 »

2008年12月12日 (金)

経営ビジョンがモチベーションを刺激する 02

わかりやすく言えば、同じ百貨店業界でも、
三越には三越のやり方があり、
高島屋には高島屋のやり方があるということです。
つい最近までは、どこの業界でも、
経営幹部の同業他社への転職はタブー視されてきました。
欧米のように業務マニュアルが先行するのではなく、
企業の固有性が前面に打ち出されていたのです。

暗黙知と形式知は相互に変換を繰り返し、
次の段階へ進んでいくものと考えられていますが、
未分化なまま放置されている企業が多いのが実情です。

ほとんどの企業では、創業理念を金科玉条のものとして、
暗黙知の状態で押し切ろうとするか、
時代の潮流として表れた形式知を導入し、
組織革新をトップダウンで推進しています。
いずれの場合にも、
組織の末端にまで理解を求めるのは難しいでしょう。

必要なのは、組織内部で培われた暗黙知を、
外部にも通用する形式知へ変換し、
再び暗黙知の視点から検証を加えることです。
過去の成功法則を切り捨てず、
源泉となる思考のパラダイムを抽出し、
新入社員にも伝わる共通言語に置き換えることです。

そのためには、企業ヒストリーの分析が不可欠です。
どの時点で企業が社会から認知されたのか、
どういったコンセプトが時代に受け入れられたのか、
当事者としてきちんと知らなければなりません。
新規事業からの撤退など
失敗からも目を逸らさないことです。

そのうえで、
サクセス・ストーリーをプロデュースすることです。
こうした作業は社内で行うよりも、
公正な第三者の協力を得たほうが、
説得力のあるシナリオを描けます。
企業に関わる一人ひとりにプライドを持たせるには、
企業の歩んできた足跡を明らかにして、
社会に貢献した事実を自覚させるのが
一番の早道です。

|

« 経営ビジョンがモチベーションを刺激する01 | トップページ | 経営ビジョンがモチベーションを刺激する03 »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.f.cocolog-nifty.com/t/trackback/99210/25839108

この記事へのトラックバック一覧です: 経営ビジョンがモチベーションを刺激する 02:

« 経営ビジョンがモチベーションを刺激する01 | トップページ | 経営ビジョンがモチベーションを刺激する03 »