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2008年12月20日 (土)

商品やサービスの機能と効用を引き出す 02

日帰り温泉が人気を集めているのに、
日本旅館は低迷を伝えられています。
一番のセールスポイントに注目されながら
宿泊客を伸ばせない要因は、
商品やサービスの
機能と効用を見誤っているからです。
従来の方法論に固執しているからです。

日帰り温泉の最大の魅力は
低価格に思われがちですが、
温泉そのものを楽しめるシンプルなシステムにあります。
食事をしたり、個室でくつろぎたければ、
オプションを選択することでニーズを満たせます。
その場合、意外と料金がかさむのも事実です。

それに比べると、旅館に泊まるのは面倒です。
価格帯により部屋の間取りから料理の内容まで
セッティングされていますから、
予算の中でニーズを満たすのは難しいのです。
部屋が狭くとも
美味しい料理を少しだけ食べたいとか、
食事は簡単に済ませても
良いが広い部屋でくつろぎたいとか、
そうしたカスタマイズには対応してくれないのです。

旅館を足場に数日間遊ぼうとしても、
基本的なメニューが揃っていません。
フロントにあるのは近隣の遊覧施設の割引券だけで、
自然と親しんだり散策するための
ガイダンスが見つからないのです。
宿泊客にお金を落とさせようとする観光地の目論見が、
リピーターになりたいという気持ちを減退させます。
温泉に入れば充分という話になるのです。

ひと昔前のように、
浪費を目的として観光地を訪れる人は減りました。
ほとんどのお客さまは、
癒しとやすらぎを求めて自然に抱かれたいのです。
素朴な食材でも、
心と身体をきれいにしてくれるなら、
喜んで舌鼓を打つでしょう。
温泉が求められているニーズの源泉を、
しっかりと見極めなければ、
追い風を活かせないということです。

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