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2008年12月 3日 (水)

企業アイデンティティの掘り起こし01

企業が中心になってコミュニティを築くには、
企業そのものがどのような存在なのかを
明らかにしなければなりません。
ここで言うコミュニティとは、
企業の本社や工場によって
地域住民の生活が成り立つ、
いわゆる企業城下町のことではありません。

企業がどこから来て、
どこへ向かおうとしているのか、
企業が企業であるための
アイデンティティを問われます。
アイデンティティとは、
さまざまな変化や差異に抗して、
連続性、統一性、不変性、独自性を
保ち続けることです。

1950年代にアメリカの精神分析学者エリクソンが、
社会心理学の分野で用いたことから、
広く人間学のキーワードとして定着しています。
エリクソンによれば、アイデンティティとは
自己確立であり、
固有な生き方や価値観の獲得です。

したがって、
企業のアイデンティティを問い直すには、
創業の理念までたどらざるを得ません。
どの企業にも、
最初の徒手空拳の状態で向かうべき目的地があり、
熱い情熱と信念に突き動かされ、
成功へのプロセスを確かなものにしていったからです。

創業期の事業と現在の事業が異なっていても、
そこには必ず連続性があるはずです。
他の事業へ転換するときに、
経営トップの判断根拠に創業の精神が失われていれば、
間違いなく世の中から淘汰されていたでしょう。
社会が企業を生き残らせるのは、
企業そのものが欲するからでなく、
広く社会が企業の存続を求めているからです。

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