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2008年11月27日 (木)

メディアの衰退と多チャンネル化03

メディアの論調が世間一般の風潮になり、
私たちの思考の座標軸になっていることは確かです。
それだけに、
メディアの影響力が過大評価されがちですが、
若い人たちを中心に
生活の中から流行が生み出され、
メディアが後追いしているのが実情です。

これは、能動的に組織を切り離した
若年層の意識と、
受動的に組織から切り離された
中高年層の意識のズレです。
すべての変化は緩やかに進行するものですから、
途中のプロセスでどこに足場を置いているのかで、
現象に対する判断は微妙に違ってくるのです。

まして社会の中枢を担っているのは、
若年層ではなく中高年層です。
若い人たちが風景としか捉えていないテレビ画面に、
高度経済成長期に青春を過ごした中高年層は、
ある種のステータスと思い入れを感じてしまいます。

情報を発信するメディアの側は、
時代の流れを敏感に察知しているから、
さまざまな方向にアンテナを巡らし、
多チャンネル化を自らの手で急いでいるのです。
従来の地上波放送を眺めていても、
CMを流す時間が長くなっているのに
お気付きでしょう。

価値観が多様化するということは、
ひとつの情報に対する集中力が薄れるということです。
テレビの視聴率を調べても明らかですが、
20%を越えるプログラムは
数えるほどしかありません。
それだけ広告料も
プライスダウンせざるを得ませんから、
CM放映の数を増やして
帳尻を合わせようということになり、
結果的に視聴者が離れていきます。

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