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2008年11月26日 (水)

メディアの衰退と多チャンネル化 02

一方では、ミリオンセラーも数多く出ています。
しかし、そのほとんどは
テレビや映画の話題に後押しされたり、
社会現象をクローズアップしたものだったり、
タレントの知名度に頼り切ったものです。
ひと昔前のように、
長い歳月をかけて社会に浸透させる努力を、
出版業界が放棄しているのかもしれません。

メッセージが届かなくなっているのではなく、
届く範囲が狭められ、
時間がかかるようになっているのです。
元々経済基盤の弱い出版社が多いため、
そうしたロットやスパンに堪えられなくなったと
考えたほうが間違いないでしょう。

その背景には、
個人の価値観の多様化があります。
ビジネス書を例に取れば、
基本書や入門書が
売れなくなっています。
どこの業界にも通用した
ベーシックな方法論が
疑問視されているのに加え、
社会一般のルールに
縛られたくない人が増えたことで、
基礎知識を身に付ける
モチベーションが刺激されないのです。

そうは言ってもメディアの影響力は大きく、
時代の空気に同化したときの瞬発力は、
どのようなコミュニケーション・ツールより
効果的です。
インターネットが急速に普及しても、
テレビや新聞を情報源にする人は
そう簡単に減りません。

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