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2008年11月22日 (土)

護送船団方式のメッセージは届かない01

包括的なイメージ戦略とは、どのようなものなのか、
もう少し考えてみましょう。
わかりやすいのが一般的な商店街や百貨店です。
老若男女を問わないばかりか、
所得層やライフスタイルにもお構いなく、
ひたすら間口を広げたアプローチ戦略をとっています。

普通の小売店と専門店とはどこが違うのか? 
簡単に言ってしまえばターゲットの絞り込みです。
陳列する商品の種類や内容を偏らせ
個性を前面に打ち出すことは、
お客さまを逃してしまいそうで恐ろしいのですが、
実はそうではないのです。

売場面積の広い百貨店や
ショッピングセンターに足を向けたほうが、
品数が多いだけ欲しいモノがある確率は
高くなるように思います。
しかし、個性的でこだわりの強い店ならぱ、
他の店では出会えない商品が並んでいると期待します。
これが、専門店と一般店の違いです。

百貨店で人気を集めているのは、
食料品売場とDCブランドのショップです。
食料品売場では有名洋菓子店や
老舗の惣菜に行列ができ、
波及効果で他の商品のクオリティも
優れているような気にさせられます。
百貨店のブランドではなく、
個々のショップに引き寄せられるというわけです。

同じような商店街であっても、
巣鴨の地蔵通り商店街のように、
とげ抜き地蔵への参拝客にターゲットを絞り込み、
年輩のご婦人方が喜ぶ品揃えを徹底し、
街のあちらこちらに座れる椅子を準備して、
茶飲み友だちとの出会いまでセッティングすれば、
近隣からたくさんの人を集められます。
おばあちゃんの銀座という固有なメッセージを送れます。

すべての人に受け入れられるメッセージは、
誰からも反感を買いませんが、
誰の心にも印象を刻まないのです。こ
れが包括的メッセージのウィークポイントです。

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