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2008年7月15日 (火)

責任と権限のバランス02

部下の不平不満を泣き言と聞くか、
それとも問題提起と受けとめるか、
営業マネージャーの判断である。
一喝して口を閉ざさせることもできるし、
耳を傾けて共に考えることもできる。
不平不満の内容によって、
一概にどちらが正しいと決められない。

どのように判断して部下に対応するにしても、
営業マネージャーは、
その行動に対し責任を負わねばならない。
この場合に責任を負うというのは、
部下の成長を実現することだから、
部下の置かれた立場や個性によって、
正解は幾通りも考えられる。

営業マネージャーと比べれば、
部下は経験も知識も未熟だから、
噛み砕いて伝えなければ
曲解される恐れもある。
報告するときに、
営業マネージャーが書類から目を離さず、
嫌われていると思い込んだ部下は
誰にも相談できず、
ついには辞表を提出したケースもある。

書類から目を離さなかった営業マネージャーは、
部下を育成する責任に対し、
やはり無自覚と言わざるを得ない。

同僚であれば、
「話しているときは顔を向けろ」
くらいは言えたのに、
自分より立場が強いと思うから、
言葉にすることもできなかった。

営業マネージャーの職責は、
何も言わずとも、
部下にプレッシャーを与えていると自覚すること。
それをわきまえたうえで
コミュニケーションをとらねば、
部下を育成する役割を果たせない。
自分では軽口のつもりでも、
部下の胸をえぐると考えれば、
不用意な発言や配慮の足りない指示命令で、
部下を苦しめることはない。

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