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2008年5月18日 (日)

傷口を舐め合っても癒されない02

上司から見れば私は、
たまたま入社した新人に過ぎない。
育つか育たないか、結果はわからないのに、
連日連夜自腹を切って、最終電車まで付き合う。
飲み過ぎた夜はタクシー代まで払い、
私にはまったく経済的負担をかけさせない。

煙たくて仕方ない上司が私の心を開かせたのは、
本気で私と向き合ってくれると気づいてからである。
誰よりも私に厳しかったのに、
他の人が私を責めると矢面に立ち、
どうして叱られたのかを諭してくれる。
その言葉に筋が通り、理に適っている。

やればやるほど要求も大きくなったが、
私の主張も受けとめてくれるので
、上司の期待に応えることに何の疑いも持たなかった。
上司の判断のすべてが正しかったとは思わないが、
私を育ててくれた恩人であるのは紛れもない事実。

私が上司から学んだことのひとつが、
部下を命懸けで育てる気持ちだった。
私はいつでも手を抜けなかったが、
上司が私を育てたほど、
うまくいったとは考えていない。
どれだけ私が力を尽くしても、
上司の器には及ばない。

会社の上司や先輩でも、
お客さまや同業他社の営業マンでも、
口うるさい人は自分に関心を抱き、
信念を伝えようとする大切な人である。
こうした人たちを避けるから、
その他大勢の営業マンとして埋もれていく。

言われたことの半分も理解できなくとも、
何を言われたかだけはシッカリ覚えておく。
すぐにわからなくとも、
自分が経験を積めば、
砂に水が滲みるように腑に落ちる。
反発する気持ちを抑えて、
素直に耳を傾けることである。

口うるさく言うのは、期待しているからであり、
将来を楽しみにしているからだ。
営業マンが成長して、認められるようになると、
誰よりも力強い味方になる。
営業マンに悪い評判が立っても、
親身になって打ち消してくれる。

営業マンが迷ったときに初心に引き戻してくれるのも、
慢心したときに厳しく戒めてくれるのも、
口うるさい人である。
耳に心地良い人ばかり集めていると、
営業マンは間違いなく潰される。

そのときになって後悔しても遅すぎる。

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