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2008年5月 9日 (金)

本気で打ち込めばおもしろくなる01

どこの会社でも一番強い営業マンは、
会社を立ち上げた創業社長。

新しい製品やサービスを開発し、
世間の誰も認めていないときから、
それが世の中の役に立つと信じ、
どこの誰に会えば良いのかツテもないのに、
手弁当で歩き回ってきた。

初対面のお客さまを訪問しても、マトモに取り合ってもらえない。
それでも必死に食い下がり、
一〇〇人に一人の理解者が現れるまで、自分の信念を繰り返し説く。
思いの強さに圧倒されて、店頭に商品が並び始める。

こうした苦労の甲斐あって、会社の経営が軌道に乗ると、
社長ひとりでは仕事をこなせなくなる。
営業マンを雇い入れ、社長の代理人として働かせる。
会社が小さい頃なら、社長の情熱が皮膚感覚で伝わり、
営業マンは身を粉にして会社の発展に尽くす。

ところが会社が大きく成長して、
黙っていても商品が売れるようになると、
営業マンは会社とお客さまを往復するだけで、
役割を果たしているような錯覚に襲われる。
言われたとおりに従っていれば、売上もソコソコに稼げる。

楽して給料をもらえるなら、これほど結構な話はない。
しかし会社もそれほど甘くない。
成長に応じた売上目標を課して、営業マンに創意工夫を求める。
日々の達成を数値で縛り、営業マンのモチベーションを奪う。

営業マンは干渉されたくないのだが、会社はそうはいかない。
目標を達成すればさらに高い数値目標を与え、
達成できなければ個々のレベルを引き上げ、プレッシャーをかける。

社長の代理人と呼ばれても、営業マンは社長ではない。

会社のために身も心も捧げる気になれない。
会社からの要求が大きくなるほど、営業マンは働かされている感覚が強くなる。
どれだけ売上を伸ばし続けねばならないのか、やりきれなさに息苦しくなる。

小手先の知恵を働かせれば、目先の売上を稼げるが、
心まで晴れやかにはならない。

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