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2008年5月 7日 (水)

自分らしさを表せる仕事なんかない01

営業マンは会社や商品の価値を高め、
お客さまを説得するのが仕事だが、
会社や商品と一体感を持つのは、誰にでもできることではない。

ほとんどの営業マンは、
会社に就職した段階で、それほど深く考えていないのだから、
商品に惚れ込むように言われてもピンと来ない。

私が大学を卒業するときも、
本当になりたかった職業は、どうすればなれるのかわからず、
一番近いと思われた業種に絞って受験した。
ところが大きな会社の試験にはことごとく落ち、
ようやく拾ってもらったのが勤めていた会社である。

それでもたった一名の採用に対し、五〇名の応募者が集まっている。
私はプランナーを志望したが、会社が必要としているのは営業マン。
仕事に変わりはないし、贅沢を言える立場でもない。
私は営業マンとしてのスタートを切ると承諾した。

それが、間違いの始まり。
学生時代に描いていた会社のイメージでは、
新入社員の私も一人前として認められるはずだった。

ところが聞くと見るとは大違い、
実際の私は丁稚奉公で、朝一番に出社して雑巾掛けを命じられる。
倉庫で商品の出荷を手伝わされ、会社へ戻ると伝票を書かされる。
研修では小売店の見習い店員になり、知的な雰囲気など何一つ感じられない。

どこの会社でも、こうした事情に大差はない。
芝居を楽しんでいた観客が、舞台裏に連れて行かれたギャップを、
ほとんどの営業マンが経験している。
そこで初めて現実を突きつけられ、
社会人としての意識を植え付けられていく。

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