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2008年5月13日 (火)

その場凌ぎの人脈など役立たない01

どこの業界の親睦会やパーティでも、
営業マンは必死に自分を売り込もうとする。
有力なお客さまの前には行列が並び、
急かされるような名刺交換が続いている。
そこで初めて会った営業マンのことなど、
お客さまが覚えているわけがない。

それにも関わらずせっせと名刺を集めて、
人脈が豊かになったと喜ぶ営業マンがいる。
他のお客さまを訪ねたときに、旧知の間柄のように吹聴する。
それが営業マンの落とし穴になる。

どのような人間関係でも、ヒストリーがなければ成り立たない。
名刺交換をしただけでは、道ですれ違ったのと同じ。
相手に強烈なインパクトを与えなければ、
過ぎ去っていく車窓の風景と変わらない。

営業マン同士の交流会なら、こうした傾向はさらに強くなる。
名刺の肩書に大差はないから、
雑談を交わしたくらいで、すぐに人脈に加えたくなる。
お互いに利用できるときに、うまく使わせてほしいと思っているだけ。

自分が困ったときに電話をかけると、愛想良く対応してくれるけれど、
本題に入ったとたんにガードが堅くなる。
最初にtakeがなければ、giveを提供する義理はない。

名刺交換した相手の顔なら、営業マンは思い浮かべられるだろうが、
その人とどのような関係を築いてきたのか、掘り下げられるだろうか?

足繁く通っているお客さまや、何度も言葉を交わしている営業マンでも、
自分が思っているほどに相手の印象には残っていない。
山道を歩いていると、行き交う人とお互いに声をかけるが、
それ以上でもそれ以下でもない。

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