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2008年4月24日 (木)

「売れる仕組み」に革命が起きる

アイ・エム・プレスの西村社長から、魅力的な新刊を送っていただいた。
著者の石塚しのぶ氏は、1972年に南カリフォルニア大学の修士課程を卒業。
その後、アメリカ企業でNASAプロジェクトのプログラムマネージャー、
1979年にカリフォルニア州認定技術士の資格取得。
1982年に独立し、ロサンゼルスでダイナ・サーチ・インクを設立。
日米間のビジネスコンサルタントとして高い評価を得てる。

テーマはウェブ時代での第二次顧客革命、従来の方法論が通用しない。
グーグルやアマゾンのビジネスモデルを紹介しながら、
ステープルズの組織革新プロセスを具体的に紹介し、
リアルとバーチャルの融合をわかりやすく示唆してる。
アメリカの現状を医療現場や行政までレポートし、
個人をベースとした市場への変化を説き明かす。

舞台はアメリカが中心になるが、
一つひとつの説明がていねいなこともあって、
容易に日本と置き換えられる説得力がある。
顧客層という切り分けでは通用しなくなり、
それぞれのニーズを満たす対応とスピードが求められ、
実現できる企業組織だけが次世代へ繋がる。

もはやインターネットは、コミュニケーションの中心に位置づけられ、
どのように活かせばアドバンテージを取れるのか、
さまざまな著者が提言し、話題を集めた本も少なくないが、
この本はそれだけでなく、
企業文化と経営哲学の本質を掘り下げることで一線を画してる。

マーケティングに携わる人に必読の一冊だけど、
それ以外の人にも時代を読み解く鍵になる。

読んでいて思ったのは、
個々の人生観や価値観が、これからの企業組織に大きな影響を及ぼすなら、
単にリサーチするだけでなく、指導教育する重要性が、
これからの時代にさらに強く求められていくだろうということ。

そうした意味では私のテーマともリンクして、
営業スタイルの革新を考える頭脳を刺激される。
すべての環境がガラス張りになるほど、
問われるのは人間性と、仕事に関わる基本姿勢。
インターネットを上手に使いこなすだけでは、
人の心を揺り動かさないという視点に共感。

この本について、もっと知りたい人は、
http://www.dyna-search.com/j/book

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コメント

ダイナ・サーチの石塚です。拙著をご紹介いただきありがとうございました。
『単にリサーチするだけでなく、指導教育する重要性が、これからの時代にさらに強く求められていく』。
まったく同感です。昨今では、各企業や業界によって社員が学ぶべき事柄が大きく異なることから、画一的、出来合いの教育プログラムでは、各々の企業が目指すところの目的を果たすことができなくなってきています。そこで、米国では、「コーポレート・ユニバーシティ(企業内大学)」などといった形で社内に教育組織を設けるところも増えていますし、そういったリソースをもたない中堅・小規模の企業では、外部の専門家を起用して自社にあった社員教育を行っていくという動きが活発になっています。
米国のオフィス用品流通業界では、卸業者が、顧客である独立系ディーラー(文具販売店)に対して、経営からセールスまで広範な科目を網羅した教育プログラムを提供している例もあります。
貴重なコメントありがとうございました。

投稿: 石塚しのぶ | 2008年4月25日 (金) 03時58分

石塚さん、ありがとうございます。

さまざまな角度から刺激されました。

機会があれば面談し、
いろいろと教えてほしいですね。

ますますのご活躍を祈ります。

投稿: 島田士郎 | 2008年4月25日 (金) 18時40分

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