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2008年4月29日 (火)

汗を掻いても知恵を働かせない01

営業マンの一日は忙しい。
分単位のスケジュールでお客さまを訪問し、
会社に戻れば報告書を作成し、
資料やデータも調べておかねばならない。
たまには誘われて飲みに行き、帰宅が午前さまになることも珍しくない。

四六時中追いかけ回されていると、
いつでも時間が足りないような気がする。
目標を設定され、やらねばならないプレッシャーに押し潰される。
日々の売上は記録され、誰がどれだけの実績を残したのか一目瞭然だから、
ライバルたちとの競争もストレスになる。

上司と顔を合わせれば、すぐに精神論で叱咤激励される。
「会社でお茶を飲んでいる暇があったら、一件でも多くのお客さまと会いなさい」
背中を押されて勢いよく飛び出していく。
お客さまを訪問する前に、営業マンの心はボロボロに疲れている。

機械仕掛けの人形のように、毎日の仕事をこなしていると、
慣れ親しんだ手法から抜け出せなくなる。
売れても、売れなくとも、どこかで帳尻を合わせられると考える。

どこへ行っても門前払いを食わされたら、
少しは頭を捻るのだろうが、
注文を出してくれるお客さまがいるうちは、
営業マンは自分のスタイルを疑わない。

「お客さまが一番大切」

口にしながら、ソリの合わないお客さまは最初から無視する。
売った買ったの商売だから、
すべてのお客さまを納得させられないと、
うまくいかない原因を自分以外に求める。
強く責められると、会社や商品を批判する。

どうして一歩踏み込まないのか?

断られるには断られるだけの理由がある。

お客さまとして相応しくない相手なら、
早々と訪問予定から削除したほうが良い。
そうでなければ断られた事実にこだわって、
創意工夫を懲らして攻め直すしかない。

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