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2008年2月 4日 (月)

早春賦

 目覚めると一面の銀世界、狭山に雪が降り積もるのは2年振り。午後には霙が混じり、やがて雨になったが、それでも用事がない日の雪は、心を凛とさせ清々しい思い。街を歩くとなると厄介で、転ばないようにしながら目を伏せて、勝手なもんだけど。

 節分そして立春、暦の上では春の兆し。本来は旧暦だから、ひと月ほど早いのは事実だが、春と聞くだけで浮き立つ気分。なったらなったで花粉が風に舞ったり、良いことばかりじゃないのはわかってるのに、いつも足りないものを心待ちにしちゃうのかな。

 座って半畳、寝て一畳、人生に必要なものはそれほど多くない。それでも寒きゃ震えて、暑きゃ乾いて、風に飛ばされ、雨に打たれて、1日に数度は腹が減ってくる。同じ雪でも、窓から眺める風景と、実際に歩いて見る感覚は大違い。寒さは身体に馴染んでいく。

 ポジティブかネガティブかと問われたら、私は紛れもなく心配性で、小さなことにクヨクヨ悩む。ほとんど完璧でも、ちょっとした綻びが気になって、そこを繕うのに手間取っちゃう。だからこそ自分で自分を鼓舞して、背中を押さなきゃ前へ進めない。

 良い方向を目指そうとするより、次の一歩を着実に踏み出し、足の裏が大地に接する感覚を楽しむ。今が悪いのじゃなく、これはこれで充分と考える。雪を楽しまなきゃ、鶯の囀りに気づかない。三度の飯を食べられるなら、それ以上を望むのは欲なんだろう。

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