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2008年1月22日 (火)

出直せるのか

 船場吉兆に湯木佐知子社長が就任し、新体制で営業を再開するという。大阪地裁から民事再生法手続きの開始決定を受け、負債総額8億円からの厳しい再スタート。創業者の直系ながら、不祥事を引き起こした際の取締役、この人事に顧客は納得するのかな。
http://www.asahi.com/national/update/0121/OSK200801210095.html

 正直に言って吉兆など、私如きが足を踏み入れられる場所じゃないし、それなりの客筋を固めているだろうが、老舗の看板に泥は塗られたまま。私が客の立場なら足は遠のく。他の吉兆はどう思ってるか、さまざまな形で悪影響を断ち切れないのも事実。

 一番わかりやすいのは、他の吉兆から人材を派遣し、代表取締役に就任させること。後継者はその下で一から修業のやり直し、十年も経てば人格は磨かれ、リーダーとして組織を革新できる。それぞれが独立した事業体でも、世間の目には吉兆は同じ吉兆。

 短い期間に老舗と称されたのは、創業者が唱えた心を評価されたから。それを裏切った同族の一員を、代表取締役の座に据えて、出直しますと頭を下げても、どれほどの人が納得するか。潔く身を退いて、未練を残さないことが、老舗を再生する唯一の道。

 老舗が老舗で在り続けるためには、他の企業より強く守らねばならない創業精神。そこに立ち返れるのか、疑問はそう簡単に消せない。船場吉兆の拘泥が、他の吉兆の足を引っ張り、誰からも認められなくなる危険も孕んでる。これからどうなるか。

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