« 本気で突き進む | トップページ | 切り換えなきゃ »

2008年1月 2日 (水)

情けは人のためならず

 喪に服してるので、初詣はできないから、午後から大宮へ。父母を訪ねて挨拶、義母を見舞って帰る予定だったが、父母がしきりに夕食を勧めるので、再び戻って少し早めにテーブルを囲む。どうやら近親の状況の変化があって、軽い不安に襲われたみたい。

 愚痴も含めて聞き役に徹し、頷いてみせるのも親孝行かな。話の流れで、父が入院した顛末から、開業医との関係の切っ掛けまで及ぶ。私が生まれる前の話だから、半世紀以上も昔の戦後の頃。馴染みのお医者さんが、大宮へ移ってきたばかり。

 世話好きの祖父と父は、庭の手入れを手伝ったり、風呂を提供してたらしい。当時は特別なことじゃなく、新参者が困ってたら、土地の者が手を貸すのは不思議じゃなく、少し前に大宮へ移り住んでた祖父たちにとって、仲間を迎え入れるだけの意識。

 祖父も祖母も、その医師に看取られたわけだが、父が違和感を覚えたとき、医師は寄合に出掛けて不在、奥さんが電話を掛けて、父の名を聞き飛んで帰り、すぐに入院の手続きをとってくれた。一日遅ければ、父は彼岸を渡ってた。これも運なのかな。

 義理堅く、お人好しの父母だから、話を聞いてると損ばかりしてるようだが、きちんと種を蒔いていて、そのお陰で生き延びられたみたい。八十の坂を越え、父母を悪く言う人もいない。目先の結果に心を奪われちゃいけないと、諭されたような思い。

|

« 本気で突き進む | トップページ | 切り換えなきゃ »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.f.cocolog-nifty.com/t/trackback/99210/9678701

この記事へのトラックバック一覧です: 情けは人のためならず:

« 本気で突き進む | トップページ | 切り換えなきゃ »