« 情けは人のためならず | トップページ | 後出しジャンケン »

2008年1月 3日 (木)

切り換えなきゃ

 経済協力開発機構30ヶ国で、1人当たり国民所得は、2000年に2位だった日本が、2005年には13位へ後退。企業で非正規社員が増え、従業員より株主の利益が重視され、内部告発が相次ぐ流れと軌を一致する。組織と個人の関係が乖離した結果かな。

 一人ひとりの持ち味を活かし、組織全体の力にして、世間から顔の見える企業が勝ち残る。私の主張は時代の流れに逆行してたからか、創業精神や経営理念を核にして、求心力を形づくろうとする経営者も、本気で人を育てようとする企業も少なかったのは事実。

 その結果、日本の競争力は強まったか。時代の寵児と称された人たちは、どれだけ地歩を築けたか。幻影に操られ、農耕民族が慣れない狩猟にウエイトを移し、成功したのはひと握りだけ。起業家と自らを位置付けながら、彷徨い続ける人たちも少なくない。

 それぞれの企業が、どこから来てどこへ向かおうとしてるか。何を目指し、伝えようとしてるか。初心に戻って捉え直すべき警鐘。皆が貧しく疲れたら、成功を支える基盤は揺らぐ。勤勉な日本国民が心をひとつにして、知恵を働かせ汗を流したから評価された。

 人材を使い捨てるような企業は、これからの時代に立ち行かず、遠くない将来に淘汰されていく。人を育てるには、時間とお金を費やし、教えていくしかない。その覚悟がある経営者だけが、時代の要請に応えて、確かな一歩を踏み出すに違いない。

|

« 情けは人のためならず | トップページ | 後出しジャンケン »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.f.cocolog-nifty.com/t/trackback/99210/9691087

この記事へのトラックバック一覧です: 切り換えなきゃ:

« 情けは人のためならず | トップページ | 後出しジャンケン »