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2008年1月28日 (月)

失敗しても良い

 北京五輪代表選考を兼ねた大阪国際女子マラソン、30kmまでは福士加代子選手が独走し、日本記録を狙えるほどのペース。2位集団と500mの差をつけて、このまま逃げ切ると思われた。ところが30kmから急激に失速、35km付近でトップの座を明け渡す。
http://www.asahi.com/sports/update/0127/TKY200801270055.html

 福士選手は後続のランナーに次々と追い越され、前半の走りが嘘のように足も動かず、4度も転倒しながらゴールを目指す。途中で棄権せずに、19位でフィニッシュ。5千、1万、ハーフマラソンの日本記録保持者でも、マラソンの壁は厚かったということか。

 失速の原因は、練習不足によるスタミナ切れ。脱水症状で脚は感覚がなく、意識も薄らいでたらしい。マラソンの準備が整ってないと批判されても、甘んじて受けるしかないのが本当のところ。それでもレースに出たら、ゴールへたどり着く精神力は立派。

 いろいろと意見はあるだろうし、身体が壊れる前にリタイアすべきなのもわかる。でも舞台に出たら、今の力を最大に発揮して、やり切るのが大事じゃないか。結果はどうあれ、福士選手が学ぶことは多かったに違いない。うなくいかなくったって、それが財産。

 転んだり、滑ったり、挫けたり、計算通りにいかないから、人の心の痛みがわかり、弱さを抱きしめられる。すべてが順風満帆で運ぶ人より、失敗を積み重ねた人のほうが、人生に味が出る、深みが増す。福士選手、頑張れ。少なくとも私は、勇気をもらった。

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