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2008年1月 9日 (水)

故意か過失か

 福岡地裁は6年8月に起きた幼児死亡事故で、危険運転致死傷罪の成立を否定し、業務上過失致死傷罪を適用。25年の求刑に対し、7年6ヶ月の判決。体内のアルコール濃度や、蛇行運転の有無などが、危険運転として認められないという。間尺に合わない屁理屈。
http://www.asahi.com/national/update/0108/SEB200801080009.html

 飲酒運転で事故を起こしたら、どれだけの酒量でも未必の故意。私のようにお酒が弱ければ、ビールコップ一杯でも充分に危険。どこで線を引くかなど無意味、たとえ一滴でも酒を飲んだら、人を殺す可能性を孕んでの運転。結果責任を負うのは社会常識。

 まして被告は現場から逃走、大量の水を飲むなど隠蔽工作。それを許したら、これから重大事故を起こしても、検証できなくする不心得者が続く。たとえ殺意がなくとも、飲酒運転で引き起こした事故には、重い罰を与えることで警鐘を鳴らすのが大事。

 業務上過失致死傷という罪名にも違和感を覚える。仕事が終えた後に酒を飲むのは、業務とはまったく関わらないし、まして飲酒運転に結びつけられるものじゃない。疲労や油断が原因で、仕事の途中で事故を起こしたときに、用いられる罪名じゃないか。

 学者の中には裁判所の判決を支持し、感情論で法を適用してはならないと主張する人もいるが、世間の素直な感情が反映されないなら、それは法が間違っているか不備なため。敵討ちを認めない民主社会なら、合理的で説得力のある結論を導かなきゃ。

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