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2008年1月31日 (木)

暖かかった

 お台場で午後から講演、1週間前に飛び込んできた仕事。打ち合わせなどができなかったが、ある企業の営業成績者の表彰ということもあり、200名の人たちはマナーも良く真剣に聴いてくれた。会場のライトがちと眩しかったけど、力を出し尽くしやり切った。

 寒い日が続いたので心配したが、風もなく穏やかでマフラーは要らないくらい。新橋までは足を延ばしても、ゆりかもめは久し振りだったので、レインボーブリッジと東京湾を眺めて楽しんだ。たまに観ると臨海新都心、東京タワーと高層ビルが美しい。

 冬の海なのに凪いでいて、水の色も透き通って、講演が始まる前に束の間の小旅行気分。山も良いけど、たまには海も良い。それでも流石に海浜公園には、まったく人影がなかった。自由の女神辺りを散策したから丁度良かったのかな。気分もスッキリ爽やか。

 帰り道に崎養軒の焼売とヒロタのシュークリーム、いつも同じみたいけど、妻を喜ばすにはハズレがない。帰宅したとたんにテレビでは中国餃子の農薬被害。生協を信じてた消費者にはショック。少しばかり高くとも国産品、地産地消を考えなきゃダメなのかな。

 研修に比べりゃ講演は短い時間だが、意識を集中するからやはり疲れる。夕食が終わり、少しくつろぐと、今日の仕事はこれでオシマイ。明日は明日でまたスタート、予定通りに仕事も進んで、無理せず済みそう。気を抜かないで種蒔き、もうちょっと頑張ろう。

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2008年1月30日 (水)

誠橋って

 民主党の管氏が、道路特定財源を巡って、古賀誠氏の尽力によるとされる福岡県朧橋を採り上げたが、福岡県の麻生知事がこれに反論。古賀氏は地元の大物議員で、道路族のドンとして知られる。総工費は43億円で、地元では誠橋と呼ばれているそうな。
http://www.asahi.com/politics/update/0129/SEB200801290002.html

 通行量は1日2千台を見込んでたが実情はその1割、そんなことはどうでも良くて、肝心なのは地元の人がどれだけ必要としてたかと、全国レベルの優先順位は適切だったか。同じ費用を投じるなら他の施設が欲しかったなら、笑い話にもなりゃしない。

 43億円の内訳は、建設会社への支払か、帳簿に記載されてないコストはあるか、その辺りも明らかにしてほしい。政治家や官僚が絡まなきゃ、もっと安く造れるかも。病院がなくて、小中学校が閉鎖され、皆が生活に困ってるのに、道路だけ立派になってもね。

 群馬県の山奥をドライブしてたとき、お店どころか自動販売機もない道に迷い込んだ。それでも道路は完全舗装、流石に福田、中曽根、小渕と歴代総理を輩出したからか。埼玉県はひとりも総理大臣がいないから、秩父の脇道を入れば未だに砂利道なのかな。

 今の国民生活で、何を優先すべきか。都道府県の知事も国会議員も、そこのところを真剣に議論してほしい。形振り構わず私腹を肥やそうと、辻褄合わない答弁で逃げず、腹を括って本来の仕事と取り組んでほしい。三途の川は渡し賃だけあれば充分だから。

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2008年1月29日 (火)

空気が読めない

 自公の与党は、租税特別措置法が期末までに成立しないことを想定し、期限切れを2ヶ月延長する法案を、議員立法で今国会に提出し、1月末までに衆院を通過させる目論見。野党は一斉に反発してるが、参院の議論がどうであれ、再び衆院で可決させる構え。
http://www.asahi.com/politics/update/0128/TKY200801280409.html

 衆院の予算委員会で、民主党の管氏が「どうして道路特定財源でなければならないか」と、極めて本質的な質問に、福田総理も冬柴国土交通大臣も、額賀財務大臣も、すり替えた答弁しかできない。明らかに官庁と与党政治家の利権を守り抜こうとしてる。

 大阪府知事選では橋下徹氏が圧倒的勝利、自公の府連が推薦してたから、自公が支持され民主が惨敗、そう受けとめたら大間違い。知名度の勝負でもなく、橋下氏が大阪府庁と真っ向から対決し、赤字財政を立て直そうというメッセージが届いたから。

 小泉内閣の構造改革以来、民間は爪に灯を灯して堪えてきた。皆が苦しいなら、忍ぶのも仕方ない。そうした時代背景の中で、中央官庁だけが温々できるわけがない。それが国土交通省の道路建設計画など、時代に逆行して利権を貪ろうとしてるだけ。

 衆院が解散し総選挙になれば、過半数を得ても今の議席には届かないとの予測から、今のうちに取れるものは取っておき、後は野となれ山となれ、苦しくなったら増税すれば良い。そんな魂胆が見え隠れする強攻策、国民は衆院をリコールできないか。

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2008年1月28日 (月)

失敗しても良い

 北京五輪代表選考を兼ねた大阪国際女子マラソン、30kmまでは福士加代子選手が独走し、日本記録を狙えるほどのペース。2位集団と500mの差をつけて、このまま逃げ切ると思われた。ところが30kmから急激に失速、35km付近でトップの座を明け渡す。
http://www.asahi.com/sports/update/0127/TKY200801270055.html

 福士選手は後続のランナーに次々と追い越され、前半の走りが嘘のように足も動かず、4度も転倒しながらゴールを目指す。途中で棄権せずに、19位でフィニッシュ。5千、1万、ハーフマラソンの日本記録保持者でも、マラソンの壁は厚かったということか。

 失速の原因は、練習不足によるスタミナ切れ。脱水症状で脚は感覚がなく、意識も薄らいでたらしい。マラソンの準備が整ってないと批判されても、甘んじて受けるしかないのが本当のところ。それでもレースに出たら、ゴールへたどり着く精神力は立派。

 いろいろと意見はあるだろうし、身体が壊れる前にリタイアすべきなのもわかる。でも舞台に出たら、今の力を最大に発揮して、やり切るのが大事じゃないか。結果はどうあれ、福士選手が学ぶことは多かったに違いない。うなくいかなくったって、それが財産。

 転んだり、滑ったり、挫けたり、計算通りにいかないから、人の心の痛みがわかり、弱さを抱きしめられる。すべてが順風満帆で運ぶ人より、失敗を積み重ねた人のほうが、人生に味が出る、深みが増す。福士選手、頑張れ。少なくとも私は、勇気をもらった。

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2008年1月27日 (日)

人それぞれかな

 東京都大田区鵜の木で、53歳の男性が、背中を刃物で刺され死亡した。交際相手の31歳の会社員が取り調べを受けてるが、私と同年代なのにエネルギーに溢れてたんだな。とうの昔に恋愛は卒業したと考えてるから、いつの間にか老け込んでるのかも。
http://www.asahi.com/national/update/0126/TKY200801260094.html

 男と女の間には、暗くて深い河がある。野坂昭如の言葉じゃないが、だから切なく詩が生まれ唄を口ずさむ。ところが最近の風潮は少しもつれると、たちまち刃傷沙汰のように映る。命をすべて燃やし尽くし、相対死するほどの情念は伝わってこない。

 会社の社長さんとも付き合う仕事柄、奥さん以外に複数の女性と付き合ってる人も知ってる。若い頃は潔癖だったから、結婚して浮気するなど許せなかったが、歳を重ねると当事者同士の問題と、嘴を挟むこともなくなった。火の粉が降りかからなきゃそれで良い。

 いつまでも恋愛を卒業しない人は、仕事でもタフなケースが多いのは事実。善し悪しは別として、狩猟の本能に優れてるのかな。だからといって自分自身が、新しい恋と出会うなど、想像するだけで面倒臭い。付き合うなら、相手の人生を丸ごと受けとめる覚悟。

 きっと私のような発想は、古臭くて重いんだろうな。それでも私がたったひとりを選ぶとしたら、やはり草臥れた妻になるから仕方ない。娘と同い年の恋人と巡り会っても、何を話せば良いかわからないし、説教口調になっちゃうかもしれないし、ダメだよね。

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2008年1月26日 (土)

寒いよね

 大寒を過ぎた頃から、身体の芯まで冷える。ちょっと近所で用を足すだけでも、ぶるっと震える日が続く。雪国ではこんなもんじゃないと、頭の中ではわかってるつもりでも、ヒーターの温風さえ冷たく感じる。東京では、この20年間で2番目の寒さらしい。

 2月の下旬までに仕上げなきゃならないものがあるから、それを口実に閉じ籠もってるけれど、呼び出されたら出掛けなきゃ。来週の水曜日は台場で講演、それまでに少しは仕事が進むかな。結論が出ないままの案件もいくつかあるが、来月へ繰り越しちゃおう。

 えぃやっと出てしまえば、何とか適応できるけど、最初の一歩を踏み出せない。炬燵でテレビを眺めていても、スイッチをオフにできずに、ちょっとだけ後延ばし。どうしてこんなに意気地がないのかな、怠け者の本性剥き出しで、われながら情けない。

 土曜と日曜で書き仕事のケリを付け、来週になれば否が応でも尻を蹴られる。少しは温かくなってるかな、このまま寒さが続くのかな。蒲団の中が天国、それじゃダメだよね。やらなきゃいけないことは、たくさんあるのだから、一つひとつ片付けないと。

 今の課題は、スピードを加速する。アクセルを踏み込めば、エンジンも暖まってくる。北風も慣れると肌に心地良い。わかっているならやるのが大人の知恵、反応するだけじゃなく、自律的に動き出すのが肝心。螺旋を回して、気を引き締めて、寒さに負けるな。

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2008年1月25日 (金)

塞翁が馬

 昨年の9月に、あるメーカーから声を掛けられて、新製品発売のキャンペーンとして、いくつかのセミナーを開催したいとの話。私に断る理由はないから、呼び出されるままに何度か打ち合わせ。今年の2月から動き出すことになってたけれど……。

 雲行きが怪しいと思ったのは、途中で窓口の担当者が2人も退職し、年が明けてからも連絡がなくなってから。最初に面談したきりの執行役員から電話、案の定で新製品の発売そのものが中止になったとのこと。お詫びに伺いたいと言うが、来られても仕方ない。

 こうしたケースは初めてじゃないし、飛び込みで講演が決まったりすることもある。今抱えてる仕事は少し手間取るが、昨年の暮れに電話が入り、とんとん拍子で決まってる。今月末の講演も、依頼は1週間前。どちらもあると織り込んでないと務まらない。

 3ヶ月以上も振り回されたと、文句を言って溜飲を下げても意味ないし、ペナルティを請求したところで雀の涙。それなら貸しておいて、これからの可能性に期待したほうが良い。もっとも貸し倒れになることも少なくないが、それはそれで縁と考えなきゃ。

 不義理を心に留めて、私のために時間を割いて、仕事を創ってくれる人も多い。うまくいかなくとも、それで種を蒔いたことになれば、いつかは芽生えて花開く。その日を楽しみにして、今目の前の課題に全力投球、積み重ねていくことが大事じゃないかな。

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2008年1月24日 (木)

ポピュリズム

 ガソリン税の暫定税率をさらに10年間延長するなど、税制改正関連法案が閣議決定。民主党は暫定税率の廃止を求めてるが、世論の動きに一喜一憂、風見鶏の印象を拭えない。自民党は民主党の政策を大衆迎合と批判し、必要な財源確保と強調してる。
http://www.asahi.com/politics/update/0123/TKY200801230078.html

 自民党の論理は地方財源を確保することで、道路を予定通り建設していかないと、都市と地方の格差をなくせない。従来の道路の補修や安全対策にも費やされ、暫定税率を廃止するのは地方の切り捨て。ガソリン代が高くとも、国民はひたすら痛みに堪えれば良い。

 明らかに強引な論理のすり替え、暫定税率で得た財源のほとんどは国庫への歳入、地方へ回るのは僅かな額でしかないし、必要な道路を建設するなとは誰も言ってない。小泉政権時に見直された道路計画で、不要と判断されたものがかなり甦ってるのは事実。

 自らの既得権を守るために、暫定税率の財源がすべて地方へ回るように錯覚させ、全国の知事たちも分け前にあずかろうと必死になる。郵政民営化の選挙の際に用いた催眠手法、あのときは目眩ましに迷ったけど、国民もバカじゃないから同じ手は通用しない。

 暫定税率を廃止したら、日本の道路はまったく建設されないか、壊れた橋は放置されたままか、そうだとしたら知恵がなさすぎるよね。地方財源は税収の切り分け方の問題、いつまでもお上の顔色を窺って、お零れを頂戴する意識革新が大事じゃないか。

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2008年1月23日 (水)

蜥蜴の尻尾

 防衛装備品を巡る汚職事件で、守屋前事務次官が収賄と偽証の追起訴。これから法廷で争われるわけだが、守屋被告が口を噤んでしまえば、政界や防衛省へ波及しないことになる。胸を撫で下ろしてる政治家もいるだろうし、関わる人たちも少なくないだろう。
http://www.asahi.com/national/update/0122/TKY200801220346.html

 折しも国会は予算関連の質疑応答、ガソリン税に焦点が当てられて、防衛予算の積算には触れない可能性もある。不透明なままに承認されたら、国民の税金は浪費されるだけ。在日米軍への思いやり予算と同じように、なし崩しに既成事実が積み重ねられる。

 防衛省の組織についても、抜本的な見直しは図られない。守屋前事務次官と山田洋行の宮崎元専務が、極めて特殊なケースとして断罪され、既得権者は守られ、仕組みは温存される。機密事項の守秘を前面に打ち出し、牙城へは一歩も踏み入れさせないだろう。

 自民党も民主党も問わず、防衛利権を貪ってた政治家に、揺さぶりを掛けなきゃ国民の負け。本当に悪い奴らは柔らかな蒲団で温々と眠り、国民から吸い上げた税金を山分けにする。与党の政治家はいつでも財源を問うが、税金の使途を洗い出すのが最優先課題。

 年収200万円以下の生活者が1千万人を超える時代に、官僚と政治家だけを聖域としてたら、5公5民の税率でも足りないのは当たり前。必要なお金とは、今までの延長とは限らない。一つひとつを検証して、硝子張りにするチャンスが、再び失われた印象。

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2008年1月22日 (火)

出直せるのか

 船場吉兆に湯木佐知子社長が就任し、新体制で営業を再開するという。大阪地裁から民事再生法手続きの開始決定を受け、負債総額8億円からの厳しい再スタート。創業者の直系ながら、不祥事を引き起こした際の取締役、この人事に顧客は納得するのかな。
http://www.asahi.com/national/update/0121/OSK200801210095.html

 正直に言って吉兆など、私如きが足を踏み入れられる場所じゃないし、それなりの客筋を固めているだろうが、老舗の看板に泥は塗られたまま。私が客の立場なら足は遠のく。他の吉兆はどう思ってるか、さまざまな形で悪影響を断ち切れないのも事実。

 一番わかりやすいのは、他の吉兆から人材を派遣し、代表取締役に就任させること。後継者はその下で一から修業のやり直し、十年も経てば人格は磨かれ、リーダーとして組織を革新できる。それぞれが独立した事業体でも、世間の目には吉兆は同じ吉兆。

 短い期間に老舗と称されたのは、創業者が唱えた心を評価されたから。それを裏切った同族の一員を、代表取締役の座に据えて、出直しますと頭を下げても、どれほどの人が納得するか。潔く身を退いて、未練を残さないことが、老舗を再生する唯一の道。

 老舗が老舗で在り続けるためには、他の企業より強く守らねばならない創業精神。そこに立ち返れるのか、疑問はそう簡単に消せない。船場吉兆の拘泥が、他の吉兆の足を引っ張り、誰からも認められなくなる危険も孕んでる。これからどうなるか。

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2008年1月21日 (月)

道後温泉

 金曜日から仕事で松山へ。先方の好意もあって、生まれて初めて道後温泉を楽しんだ。現役の営業マンの頃に、松山は何度も訪れてるが、商業地域は手前の大街道まで。その後に郊外にも商業スペースは生まれたけど、道後温泉には足を踏み入れられなかった。

 今までに草津、下呂、有馬と、代表的な名湯は訪れたが、道後温泉は日本三古湯のひとつ、是が非でも自分の肌で確かめたかった。とりわけ明治時代に建造された共同浴場は、外観を見るだけでも興味をそそられる。旅館の湯に入る前に、ぶらりと散策する。

 一階の神の湯は入湯料400円、自動販売機があるわけじゃなし、設備が整ってるわけじゃなし、それでも時代を超えた存在感が、否が応でも期待を膨らませる。浴槽は檜と思い込んでたが、石造りで意外と狭い。地元の人も含めて、たくさんの人で賑わってる。

 さらりとした単純泉で、室内なので長湯もできない。ほてった肌に夜風が心地良く、今度は旅館の最上階の温泉へ。こちらは人も少なく、露天もあるので大満足。共同浴場の湯に比べると柔らかく、しっとりと肌に吸い付く感じ。源泉は奥道後で、ちょっと違う。

 翌日から2日間は、朝から晩まで缶詰、日曜は雨降りだったが、それでも温かいのは南国だから。仕事も順調に進んで、松山空港で一六タルトをお土産に羽田へ。あっと言う間の空旅だったけど、それから狭山までが長い。日付が変わった頃に、やっとご帰還。

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2008年1月18日 (金)

言行一致

 自民党の75回党大会で福田総裁は、結党以来の危機を迎えてると訴え、すべての法律や制度について消費者の立場から根本的に見直すと宣言。国民一人ひとりの気持ちを考えながら進めるのが使命とまで、その理念が現実に落とし込まれるなら大歓迎だけど。
http://www.asahi.com/politics/update/0117/TKY200801170159.html

 国民が不信感を抱いてるのは、法令や制度の合理性以前に、徴収された税金が目的に使われる途中、どこかで消えてしまっているのではないか。政府が必要とする予算額を、そのまま鵜呑みにできない思い。天下り役人の法外な退職金など、原資はどこにあるのか。

 防衛予算にしても疑惑は晴れてない。新テロ特措法が成立し、有耶無耶にされてしまいそうだが、積算しだいではガソリン税の暫定税率分など、簡単に吸収してしまう額になるかも。やたら小難しい法令を成り立たせることで、官僚組織を守ってないか。

 小泉内閣が支持されたのは、聖域なき構造改革への着手。ところが現状の自民党は、すべてを旧に復するように見える。不要と判断された道路建設計画が、数多く亡霊のように甦ってるのは事実。国民の7割以上は、暫定税率の廃止に賛成してる世論調査。

 中央官庁と心中するか、それとも政党として自立して、国民と共に歩み始めるか、福田総裁に迫られてる決断は二つに一つ。政官癒着に捕らわれてる同志がいるなら、泣いて馬謖を斬るのも日本の頂点に立つ宿命。腹を括らなきゃ、組織の衰退を食い止められない。

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2008年1月17日 (木)

脹ら脛が……

 青山で企業の社員研修、人事部からの要請が多くて、いろいろと頭を悩ませたが、どうにかやり切った。先日に随分と歩いて、翌朝に早起きということもあるが、脹ら脛がパンパンに張って、疲れてるのが自分にもわかる。夕食を終えたら早々と就寝。

 机の前での作業が長いと、打ち合わせくらいは堪えられても、一日中立ってるのがしんどい。それでも研修が始まってしまえば、身を乗り出して語り、会場を所狭しと歩き回る。参加者を煽って熱くさせ、真正面から向き合って気づかせて、時間が経っていく。

 研修が終わってから少しでも、仕事に役立てば嬉しいな。すぐに反映されなくとも、仕事への姿勢を見直す切っ掛けになれば、本人も会社もハッピーになる。そのためには手を抜かず真剣勝負、こなすようになったら退くのがルールと、私は頑なに信じてる。

 現金なもので、朝を迎えると元気になってる。明日の打ち合わせで電話が入り、シャキッと目覚めさせてくれる。昨夜は投げ出してた諸々に取り掛かり、今日のうちに片付けておこう。私が力を宿しておかなきゃ、出会う人たちにパワーを与えられないから。

 気力だけで日々を過ごせない年齢だから、大人になってセルフコントロール。求められることに応えるのは最低限の責務、新たな提案を繰り返さなきゃ、人から一目置かれる存在感を示せない。やることはたくさんあるぞ、ぼやぼやしないで動き出せ。

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2008年1月16日 (水)

ダブルヘッダー

 同じ日に講演が二件、小平の企業へ午後一時に到着。社長ご夫妻は80代、昭和の激動の時代を生き抜いた強さと、社員一人ひとりを慈しむ優しさを兼ね備えた人柄。副社長である社長夫人の話に、果敢なチャレンジ精神が溢れ、心に染みるような重いが伝わる。

 私が話したのは、組織の力をどう活かすか。休憩も含めて二時間の長丁場だったけど、私より年長の幹部社員も熱心に耳を傾け、誠実な社風に感謝する。これをご縁にお役に立てれば嬉しいと、国分寺まで送って頂き、次の会場の神保町まで一直線。

 営業コンサルタントの先輩、和田創氏が主宰する営業実践大学。私よりはるかに活躍してる和田氏だが、年齢はわずかにひとつ年長なだけ。それでも話を聴いてると、インテリジェンスと毛並みの良さが伝わってくる。立ち居振る舞いも大人で、見習わなきゃ。

 こちらのテーマは、断り文句から突破口を見いだせ。集まってくる人が、歴戦の猛者ばかりなので、私もついつい熱くなる。本気で営業と取り組む姿勢が、話してる私にもびんびん伝わり、心地良い一時間。懇親会までお邪魔して、ご縁が深まるように願う。

 それぞれの講演でモチベーションを高めていき、全身全霊をぶつけるのが私のスタイルだから、流石に二件の講演を終えるとぐったり。明日は研修が控えてるので、もう一度螺旋を巻かなきゃ。それでも人と会い語るのは、私のライフワークであり最大の楽しみ。

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2008年1月15日 (火)

伝家の宝刀

 自民党の伊吹幹事長が、ガソリン税など租税特別措置法の延長を年度内に成立させるように目指し、参院で野党が否決した場合には衆院で再可決と明言。衆院を解散しなきゃ、何をやっても許されるのか。新たな道路建設は、地方にどれだけ必要とされるのか。
http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20080114i101.htm

 小泉内閣の構造改革で、道路公団が民営化されたのは2005年。記憶に新しいけど昨年の国土交通省の計画では、道路特定財源をすべて注ぎ込んでも、新たな道路は足りないとしてる。少し前のテレビ画面には、車一台通らない地方の高速道路が映されてる。

 宮崎県には高速道路がないらしいが、要は産業や生活にどれだけ求められるか。瀬戸大橋など開通しても、フェリーの利用が多いのは、建設のための建設ではなかったか。環境を保全し自然と共生する時代状況に、単純にアクセス整備を主張するのは如何なものか。

 地方財源にもなってるが、それ以上に国庫歳入の比率は高く、国土交通省が利権を守ろうとしてるだけに思える。勘繰ってしまえば自民党および議員にも、権益が流れてるから強行したい。内閣は交代しても、同じ自民党政権で、言うことが逆行してる印象。

 それでなくともガソリン税は消費税との二重取り、庶民だけでなく幅広い産業に負担を強いる。キャリア制度の改革など、抜本的に行政機構を組み直すのが、誰がどう見ても最優先課題。高級官僚と政治家に奉仕するために、国民は働いてるわけじゃない。

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2008年1月14日 (月)

大人の階段

 法令が改正されてから、1月の第3月曜が成人の日。元々は15日が小正月で、元服の儀式が行われてたから。全国各地で成人式が開かれるけど、これも戦後間もない46年11月に埼玉県蕨市で開かれた青年祭がルーツとか。今では夏に実施する市町村も少なくない。

 新成人の傍若無人も、毎年のように繰り返されるが、飲酒と喫煙を解禁され、羽目を外してしまうのかも。とりわけ酒は酔うから、慣れないうちは自己制御できない。酔い方には寛大な国民性もあって、周囲も大目に見る風潮だけど、この辺りは肝心なところ。

 自分の体力の範囲内なら、どれだけ酒を飲もうと自由だが、それは限られた空間の中で許されること。当事者が合意してるなら、どのような組み合わせで、どんなSEXをしていても、他人は関知しないのと同じ。どんなに愛し合ってる恋人たちも人前では慎む。

 それはわきまえてるのに、往来で大きな声を張り上げたり、見知らぬ人に声を掛け絡んだり、尻を晒して歩いてるのと変わらないと気づかない。街中でいきなり素っ裸になれば、男でも女でも咎められるのに、酔った人たちが見過ごされるのは日本という国だから。

 成人になった祝い酒は、公共の場では唇を濡らす程度で控える。それ以上に振る舞うのは、大人としての先輩が無責任。自由と勝手は違うことを教え、真っ直ぐな階段を指し示し、きちんとした大人の仲間として迎え入れる。儀式は常に厳かに執り行われるもの。

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2008年1月13日 (日)

潔さ

 山形と福島の県境に連なる吾妻連峰で遭難し、12日間も行方がわからなかった埼玉県の会社員が自力で下山。登山歴25年のベテランで私と同い歳、非常用の食糧は途中で尽き果て、雪と沢の水と塩を口にしながら、焦らず急がず危地を潜り抜けたのは流石。
http://www.asahi.com/national/update/0111/TKY200801110234.html

 印象的だったのは、医師に付き添われた会見で、原因は自分の甘さにあり、たくさんの人に迷惑を掛けてまで山に登ることはないから、これから冬山だけでなく夏山も登らないと、キッパリと断言してたこと。この種の会見では、ほとんどが英雄を演じてしまう。

 自分に厳しく恥を知ってる。人として信頼できる。吐き捨てるような表情は、自責の念と伝わってくる。確かに判断の誤りもあったのだろうが、急変する自然の猛威の中で最善の策を選び、絶体絶命の窮地を脱したのは、常人には及ばない知恵と経験と体力の賜物。

 こうした人こそ山と縁を切らず、自然の大切さと恐ろしさを後進へ伝え、指導者として活躍してほしい。命と真正面から向かい合った体験は、強い説得力を持つばかりでなく、自らの行動を省みる謙虚さが、多くの人の心に戒めを刻むに違いない。

 人は誰でも自惚れるし、ときとして判断を誤る。その結果、重大な事態を招き、剣が峰に立たされる。でも、大事なのは、それからの言動。最後まであきらめず、自分を強く信じて生還し、それでいて自らを問い直せる人が、今の世の中にどれだけいるか。

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2008年1月12日 (土)

どうなのかな

 日本郵政の年賀ハガキ、40%の古紙を含んだ再生紙のはずが、実際は1〜5%の古紙しか含んでなかったと、内部告発で明らかにされ、環境への取り組みに対する姿勢を傷つけたと、環境省事務次官も批判してるらしい。だけど、古紙を使えば本当に省資源なの。
http://www.asahi.com/national/update/0110/TKY200801100322.html

 製造元の日本製紙が重視したのは品質。古紙は煮潰してから漂白するので、元のインクなど不純物を取り除くのが大変。包装紙など色が付くものには利用しやすいが、白やクリームにするには、その間に重油やら燃料も用いるし、結構な手間とコストが掛かる。

 他の素材もそうだが、リサイクルの必要は認めるが、再利用できるまでにどれだけの手間とコストが要るか、その辺りは明らかにされてない。限られた資源を有効に活かし、地球環境を汚染しないのは大事だが、そのために別の資源を費やすなら意味はない。

 システムや技術を開発するのに採算が取れないなら、そうした事業こそ独立行政法人が主導して、一定の税金を注ぎ込むほうが合理的じゃないか。成果を誰もが使えるようにすれば、民間企業も積極的に活用し、国のレベルで省資源、環境保持に貢献できる。

 最近はプラスチックを分解し、素材に還元する技術も開発されてるらしいが、一方では東京湾に多量に埋め立てられてるのも事実。分別して回収してるのに焼却してる自治体もあるらしい。環境というお題目を唱えれば、すべてが正しいと思わないほうが良いかも。

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2008年1月11日 (金)

本を読もう

 数多くのベストセラーを刊行してた草思社が、負債総額22億円以上で民事再生法の適用を申請。新刊の企画力で勝負し、結果を積み重ねてきた版元だけに、同時代を生きた私にはいささかショック。堅実に経営でも知られ、中堅版元を代表するひとつだった。
http://www.asahi.com/business/update/0109/TKY200801090298.html

 いろいろと原因を考えてみたが、96年からの10年間で書籍の実売金額が、900億円減の1兆円ほどまで縮小してる。市場規模が半分になれば、版元に限らず取次店、書店、どこも苦しいに決まってる。既刊書の売り方云々など、下手な講釈は吹き飛ばされる。

 どうしてこんなに、本は読まれなくなったか。インターネットの普及で、簡単に情報を入手できることもある。自費出版物が店頭に溢れて、売場に魅力がなくなったのかも。ブログやメルマガで表現が容易になり、読むより書くほうへウエイトが移ってるのか。

 それぞれが複雑に絡んでるのだろうが、最大の要因は私たちが謙虚に学ぶ姿勢を弱めてるから。本は知識の情報源であるより、思考を働かせるトリガー。さまざまな著者と向かい合い、頭の中で格闘し、自分自身を革新して、新しい可能性を切り開くのに重要。

 単にひとつの版元が行き詰まったのでなく、出版文化そのものが問われてるような気がする。出版業界が問い直すのも大事だが、私たち一人ひとりが出版文化を手放しても良いかどうか、根本的なところで迫られてると考えたほうが賢明。もっと本を読まなきゃ。

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2008年1月10日 (木)

良いのかな

 新テロ法案が衆院で再可決されそうだが、これは1951年以来57年振り。ねじれ国会が起こした現象だが、違った視点で捉えれば、如何に自民党の一党独裁が長く続いたか。新テロ法が本当に国益なのか、防衛省の問題も片付いてないのに疑問は残る。
http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20080108it12.htm

 パレスチナ問題を端緒にして、キリスト教圏とイスラム教圏の対立は複雑で、それぞれに文化的背景も異なり、アメリカの主張が全面的に正しいとも思えない。国際貢献とはアメリカとの友好を深めることだけか、イスラム諸国との関係は良好に保てるのか。

 日本はあらゆる戦争に加担しないことで、国際社会から一定の評価を受けてきた。世界のどこよりも安全な国と思われてきた。在日米軍に守られてきた側面もあるが、冷戦の緊張が緩んだ段階で、どこの国が日本を攻めるのか。軍事の優先順位をどう位置付けるか。

 北朝鮮の拉致問題などもあるから、まったくの無防備であるのも問題だけど、必要最低限の軍備で充分じゃないのか。わざわざインド洋まで出航し、水と給油を無償で提供しないと、日本は国際社会から爪弾きにされるのか。国内に山積する問題はどうするのか。

 自民党が決めたことはすべて正しい。それがアンシャンレジームと気づかなきゃ、日本は国の内外で判断を誤る。戦後60年以上も経てるのに、占領体制を維持するのに躍起になるのは、本当に国民のためなのか、それとも利権者を守ろうとしてるのか。

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2008年1月 9日 (水)

故意か過失か

 福岡地裁は6年8月に起きた幼児死亡事故で、危険運転致死傷罪の成立を否定し、業務上過失致死傷罪を適用。25年の求刑に対し、7年6ヶ月の判決。体内のアルコール濃度や、蛇行運転の有無などが、危険運転として認められないという。間尺に合わない屁理屈。
http://www.asahi.com/national/update/0108/SEB200801080009.html

 飲酒運転で事故を起こしたら、どれだけの酒量でも未必の故意。私のようにお酒が弱ければ、ビールコップ一杯でも充分に危険。どこで線を引くかなど無意味、たとえ一滴でも酒を飲んだら、人を殺す可能性を孕んでの運転。結果責任を負うのは社会常識。

 まして被告は現場から逃走、大量の水を飲むなど隠蔽工作。それを許したら、これから重大事故を起こしても、検証できなくする不心得者が続く。たとえ殺意がなくとも、飲酒運転で引き起こした事故には、重い罰を与えることで警鐘を鳴らすのが大事。

 業務上過失致死傷という罪名にも違和感を覚える。仕事が終えた後に酒を飲むのは、業務とはまったく関わらないし、まして飲酒運転に結びつけられるものじゃない。疲労や油断が原因で、仕事の途中で事故を起こしたときに、用いられる罪名じゃないか。

 学者の中には裁判所の判決を支持し、感情論で法を適用してはならないと主張する人もいるが、世間の素直な感情が反映されないなら、それは法が間違っているか不備なため。敵討ちを認めない民主社会なら、合理的で説得力のある結論を導かなきゃ。

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2008年1月 8日 (火)

出版が夢なのか

 一昨年の春に碧天舎が倒産し、自費出版への警鐘と思ってたら、今度は新風舎が民事再生法の適用を申請。6年度の売上高は52億円だけど、印税を支払った書籍は1割、圧倒的多数が自費出版で、内訳は、著者から支払われた手付け金が8割、売上は2割ほど。
http://www.asahi.com/culture/update/0107/TKY200801070309.html

 コラムニストの井狩春男氏や、評論家の江川紹子氏などの著書もあり、初期の頃は詩集に力を入れてたが、大手取次店に口座を開設してから、自費出版を流通ルートに乗せるようになり、それが魅力で集まった著者は1100人、現在進行形の人もかなり含まれてる。

 HPを覗くと、6年度の刊行点数は2500点近く。よほど大手の版元でも売り捌けない。まして少部数なら、全国2万以上の書店のどこへ流れるか、冷静に考えればわかりそうなもの。新聞広告も定期的に出稿してたし、それなりに売ろうとはしてたのかな。

 早い話、中途半端なんだよね。自費出版は元々が刊行した段階で完結。現物を引き渡されたら、どう処理するかは著者の問題。版元が商業ベースで営業するなら、企画のときからもっとシビアに絞り込み、こまめに書店を訪問しないと実を結ぶわけがない。

 新風舎も自費出版の著者も、お互いに甘い幻想を描き、宝くじに当たるような錯覚に襲われてたかも。制作費が高いか安いか、誰がどこまで関わるかで違ってくるので、一概に暴利を貪ってたとは言えないところもある。出版の原点を考える機会かな。

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2008年1月 7日 (月)

追い込まれて

 暮れに頼まれた企業での講演、紹介してくれたのが世話になってる人だから、二つ返事で引き受けてしまったが、原稿が思うように進まず往生した。やるからには少しでもヒントを示唆したい。聞いてる人にピンと来なきゃ、せっかく話す甲斐がない。

 先方とも面談したし、HPも覗いたし、それでも数日間は手を付けられず、年を越したら忙しくて、腰も痛めたりして、言い訳ばかりだね。やっとこさ書き終えて、ほっとひと息。来週からの予定も埋まってきて、しばらくバタバタするのは織り込み済み。

 やることがないより良いやね、そう言ってられるのも今のうちかな。世間も動き出したみたいだし、寒いなんて閉じ籠もってる場合じゃない。雑用も少し溜まってきたし、炬燵から抜け出して深呼吸する。怠けてると追い詰められ、それから焦っても遅いよね。

 少し頭をクリアにして、先のことを考えよう。仕掛かりも多いけど、そんなの関係ない。決まったことから順番に、一つひとつ片付けよう。準備万端整えておけば、何が起きても大丈夫。肝心なのはスイッチを入れること、自分のペースへ持ち込むこと。

 意識を集中させてると、時間が経つのは速いけど、どれだけのことをやれてるかな。時代の流れを読みながら、ターゲットを絞り込み、自分から積極的に仕掛けなきゃ。少し仕事が増えてくると、どうしても待ちの姿勢。それじゃイニシアティブを握れない。

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2008年1月 6日 (日)

祖父のこと

 1月5日は亡き祖父の誕生日、私が中学二年生の秋、67歳で他界したとき、痩せ衰えた手を握らされ、逃げ出したかった記憶が鮮明に刻まれてる。私は兄が夭折して一年後に生まれたから、祖父には猫可愛がりされ、姉や妹に隠れて繁華街を連れ回された。

 私が左肘を複雑骨折したのは、祖父の自転車が坂道で転倒し、荷台から砂利道へ放り出されたから。そんなこともあってか、祖父は特別扱いしたのだろうが、長じるに連れて私の心には恨みが芽生えた。祖父が注意してたら、私の左肘は正常に働いてた。

 自分勝手な理屈で殴られたこともあるし、家長というだけで横車を通すし、それが明治の男だったのかな。若い頃は板橋で豆腐屋を営み、羽振りの良い頃には妾も囲ってた。それが突然弟に店を譲って、父は高校進学を断念して、働きながら夜間高校へ。

 貧乏の種を蒔いたのは祖父、それを修復したのが父、私の目にはそうとしか映らなかった。入れ歯を外してうがいするとき、痰を吐くのにも虫酸が走った。中学生の私にとって、祖父は悪しきことの源泉。臨終に立ち会っても涙は流れず、表情を崩さなかった。

 それから40年もすると、祖父の遺伝子は確実に受け継がれ、苦笑いを浮かべざるを得ない。関東大震災や世界大戦、波瀾万丈の人生に、祖父は苦しみ悩んだのかな。左肘は未だに時折痺れるが、祖父の面影を懐かしく思う。先人たちがいたからこそ私が在る。

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2008年1月 5日 (土)

鍛え直さなきゃ

 相模原で孫と一日遊んだら、狭山へ戻ってから腰が痛い。やはり子育ては体力勝負、若い人には勝てないと思ったが、同年代でも子育て真っ盛りの人はいる。ふだん使ってない筋肉を無理に動かしたり、腰を屈めた姿勢を続けたりしたからなのか。ちょっと不満。

 三日間の研修や、一ヶ月の執筆なら、今でも楽にこなせる自信はある。持久力なら負けないと、秘かに誇ってる節もある。だけど幼稚園児のスピードに追いつけず、抱きかかえるとズッシリ重く感じるのも事実。少しずつでも身体を動かさなきゃダメだよね。

 身体にはスペアがないから、騙しながらでも使いこなし、長持ちさせなきゃ何もできない。半世紀以上経ってるのだから、新品というわけにいかないのは、同年代なら誰でも同じ。機能が落ちたと嘆くより、補修して間に合わせるのが先、トレーニングが肝心。

 そうは言っても無理は禁物、壊れちゃったら元も子もない。それほど高い目標でなく、孫と遊べるくらいまで、体力を強化しないとね。それが仕事にも反映され、活力になると考えたい。軽い柔軟体操や足腰の屈伸、できることをやっとかないと後悔する。

 背筋を伸ばし、腰を揉んでたら、いくらか痛みも和らいでくる。対処療法で構わない。元気でいれば何でもできる。自分なら大丈夫と、無前提に信じれば、たいていのことは克服できる。まだまだやることはたくさんあるのだから、ここでへばっちゃいられない。

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2008年1月 4日 (金)

後出しジャンケン

 公明党の太田代表が街頭演説で、衆院の解散および総選挙は、秋以降が望ましいと演説。自民党の福田総裁も、夏の洞爺湖サミットまでは、政治スケジュールが詰まってると発言。民意とは裏腹に与党は政権を維持し、仕切り直そうとは考えてないようだ。
http://www.asahi.com/politics/update/0102/TKY200801020107.html

 確かに自公連立で、たいていの法案は通る。参院でいくら民主党が反対しても、衆院で再可決できるだけの議席はある。でも、それ以上に優位だった参院選前の状況に、国民が疑問を投げかけたのを忘れてないか。このままずるずると、政治不信を拡大するのか。

 国会召集の直後に総理が辞任し、一ヶ月近く空転させた与党に、政治空白を語る資格はない。予算が通るかどうかより、予算そのものが適正か否かを問われてる。一刻も早く衆院を解散し、その結果で政治を運営しなきゃ、日本国民が不幸になるのは明らか。

 与党が待ってるのは野党の失策か、そうでなきゃますます政権への支持率は下がり、自民党は衆院でも第一党を守れないかも。テロ特措法にしても、ガソリン税の現行延長にしても、説明責任を果たさずに、強行採決するように映るのは、私だけなのだろうか。

 もう誤魔化さないで、正々堂々とやってほしい。できない空手形ばかり乱発し、謝罪会見でお茶を濁し、そんな映像はウンザリ。どの政党が国民に目を向けてるか、民主主義のルールに従ってハッキリさせたほうが良い。遅くなるほど事態を収拾できない。

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2008年1月 3日 (木)

切り換えなきゃ

 経済協力開発機構30ヶ国で、1人当たり国民所得は、2000年に2位だった日本が、2005年には13位へ後退。企業で非正規社員が増え、従業員より株主の利益が重視され、内部告発が相次ぐ流れと軌を一致する。組織と個人の関係が乖離した結果かな。

 一人ひとりの持ち味を活かし、組織全体の力にして、世間から顔の見える企業が勝ち残る。私の主張は時代の流れに逆行してたからか、創業精神や経営理念を核にして、求心力を形づくろうとする経営者も、本気で人を育てようとする企業も少なかったのは事実。

 その結果、日本の競争力は強まったか。時代の寵児と称された人たちは、どれだけ地歩を築けたか。幻影に操られ、農耕民族が慣れない狩猟にウエイトを移し、成功したのはひと握りだけ。起業家と自らを位置付けながら、彷徨い続ける人たちも少なくない。

 それぞれの企業が、どこから来てどこへ向かおうとしてるか。何を目指し、伝えようとしてるか。初心に戻って捉え直すべき警鐘。皆が貧しく疲れたら、成功を支える基盤は揺らぐ。勤勉な日本国民が心をひとつにして、知恵を働かせ汗を流したから評価された。

 人材を使い捨てるような企業は、これからの時代に立ち行かず、遠くない将来に淘汰されていく。人を育てるには、時間とお金を費やし、教えていくしかない。その覚悟がある経営者だけが、時代の要請に応えて、確かな一歩を踏み出すに違いない。

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2008年1月 2日 (水)

情けは人のためならず

 喪に服してるので、初詣はできないから、午後から大宮へ。父母を訪ねて挨拶、義母を見舞って帰る予定だったが、父母がしきりに夕食を勧めるので、再び戻って少し早めにテーブルを囲む。どうやら近親の状況の変化があって、軽い不安に襲われたみたい。

 愚痴も含めて聞き役に徹し、頷いてみせるのも親孝行かな。話の流れで、父が入院した顛末から、開業医との関係の切っ掛けまで及ぶ。私が生まれる前の話だから、半世紀以上も昔の戦後の頃。馴染みのお医者さんが、大宮へ移ってきたばかり。

 世話好きの祖父と父は、庭の手入れを手伝ったり、風呂を提供してたらしい。当時は特別なことじゃなく、新参者が困ってたら、土地の者が手を貸すのは不思議じゃなく、少し前に大宮へ移り住んでた祖父たちにとって、仲間を迎え入れるだけの意識。

 祖父も祖母も、その医師に看取られたわけだが、父が違和感を覚えたとき、医師は寄合に出掛けて不在、奥さんが電話を掛けて、父の名を聞き飛んで帰り、すぐに入院の手続きをとってくれた。一日遅ければ、父は彼岸を渡ってた。これも運なのかな。

 義理堅く、お人好しの父母だから、話を聞いてると損ばかりしてるようだが、きちんと種を蒔いていて、そのお陰で生き延びられたみたい。八十の坂を越え、父母を悪く言う人もいない。目先の結果に心を奪われちゃいけないと、諭されたような思い。

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2008年1月 1日 (火)

本気で突き進む

 沐浴して心身を清め、静かに晨を迎える。一年の始まりに木枯らしが吹き荒ぶのも、律して日々を過ごすようにとの戒めか。満ち潮に傲らず、引き潮に滅入らず、自然体で粛々と前へ進む。これから何が起こるかわからないけど、たじろがずに一歩を踏み込む。

 世の中の動きは行きつ戻りつ、組織と個人の関わりが改めて問い直され、座標軸がどこにあるか原点を模索する。大地に根を生やした発想でなきゃ、現実を切り取れないことも理解されてきた。混迷が続く向こうには、極めてシンプルな基本がある。

 一攫千金を追い求めず、地道にコツコツと努力を重ね、揺るぎないポジションを確保する。それぞれの持ち味を充分に掘り起こし、お互いにプラスをもたらせるように伝え会い、個性的な顔が見えるように企画演出。そのためのサポートが私の役どころ。

 求められる舞台に真剣勝負で臨み、全力を尽くして成果を導きたい。一つひとつの局面は違っても、通じる心は変わらないと信じてる。どこまでやれるか藻掻けるか、結果を恐れずチャレンジ。与えられたチャンスには貪欲に挑み、可能性を最大に切り開く。

 素裸で生まれ、素裸で死んでいく。失うものは何もない。活かされてることに感謝し、恵まれたことに報いる。小さな輪を大切に繋ぎ合わせ、大きな仕事へ結びつける。慌てることはないけど、日々の歩みを確実に築き上げ、一年を財産にできるよう志す。

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