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2007年12月11日 (火)

親が悪い

 目黒区の医師宅で五歳の幼児がライフルを誤射、二歳の弟の右胸を貫通し死亡させた。父親が銃の手入れをしてる途中で、幼児二人を部屋に残して離れた。わが子に対する目配り、銃の危険に対する認識、ちょっと考えればわかりそうなものなのに、甘すぎる。
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20071210ic03.htm

 銃の本来の目的は殺傷、それを忘れていなきゃ、弾丸を装填したままで、放置しないのは基本中の基本。人は壊れ物で、まして幼児とわきまえれば、近くで銃の手入れなどできないのが常識。自分のライフルを、自分で磨いてたでは済まされない。

 五歳といえば私の孫娘と同じだから、聞き分けられるようで実はわかってない。父親が触ってる物に興味を示すだろうし、遊び心に引き金に手を掛けた。その結果、弟を殺したのは自分と知る。成長しても消えない心の傷を、父親は深く抉って刻みつけた。

 親が子を育てるのは、人生を懸けた格闘。良かれと思ってやっても、子から反発を招くのは日常茶飯事。そのたびに自らを問い直して、革新し続けなきゃ親は務まらない。どれだけやっても不充分、それでもわが子が元気に成長し、笑ってくれたら報われる。

 どれだけ貧しくとも、力及ばずとも、親になるには覚悟を求められる。とことん自分の身を削り、世間からの責めを一身に受け、真意がわが子に伝わらなくとも、一人で巣立ち生きられるように全力を尽くす。それでいて子の個性を尊重し、私物化しちゃいけない。

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