« ほいさっさ | トップページ | 透明性の問題 »

2007年12月 9日 (日)

試行錯誤かな

 私が幼い頃は、電話機はどこの家庭にもあるわけじゃなく、火急の用件のときは隣近所から呼び出し。それぞれの家庭に引かれても茶の間が指定席、思春期の頃には友だちと電話するにも、家族に気兼ねしながら早々と切ってた。あくまでも緊急連絡用のツール。

 当時の若い人たちは、自分専用の電話など夢物語。ところが今では小学生まで携帯、いつでも自由にコミュニケーションを取れる。そうなると不思議なもので、通話するよりメールが便利、電車の中では皆が小さな画面に見入り、必死に指先を動かしてる。

 メールは文書を入力するから、途中で腰を折られないけど、お互いのコンセンサスも確認できない。一方通行の送受信が繰り返されても、当事者以外に指摘する人もない。カラオケと同じで、熱唱してるのは自分だけ、聞いてる人は上の空になりかねない。

 意志を伝えることはできても、受けとめられないのが昨今の風潮かな。筋が通らなくとも、辻褄が合わなくとも、それぞれに理屈を組み立て、アピールするのは上手になった。でも、キャッチボールにならないと、人間関係を築けないのは、今も昔も変わらない。

 どこかが進化すると、どこかが退化する。それが求められないものなら、必ず揺り戻しが起こるのも人の知恵。顔を合わせて話し、最後に握手して別れる。シンプルなプロセスが、これからは間違いなく重視される。バーチャルだけではリアルを呑み込めない。

|

« ほいさっさ | トップページ | 透明性の問題 »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.f.cocolog-nifty.com/t/trackback/99210/9312114

この記事へのトラックバック一覧です: 試行錯誤かな:

« ほいさっさ | トップページ | 透明性の問題 »